こんばんは、緒方直之です。
先日、福山の鞆の浦に行ってきました。
（実は初めての鞆の浦でした）
（本当に綺麗）
（何だか懐かしい匂い、雰囲気が琴線に触れます）
（坂本龍馬ゆかりのいろは丸・・・の平成版です）
鞆の浦と言えばこうした歴史的景観も素晴しく、
また、ご存知の通り、
映画「崖の上のポニョ」の構想のために
宮崎駿監督が長期滞在した場所です。
また一方で地域の周辺道路が
大変狭隘でこれらを解決するための架橋問題が
課題となっています。
実際に私も車で通行しましたが本当に離合が大変でした。
正直、毎日の生活がこうした状況の中で
成り立っているのか・・とは思いたくないくらいです。
まさに後世に残したいほどの美しい風景と、
同時に、人間としての生活権問題を抱えた地域でもあるわけです。
（整備事業についての看板も設置してありました）
本当に街が真っ二つに別れ論争が続いています。
現在、広島県も推進派、反対派両方が出席しての
協議会を執り行っていますが、先行きは不透明なままです。
地元の福山市は推進の立場ではありますが、
（羽田市長は推進派。選挙でもそれを掲げ当選）
過去には時の国土交通大臣が、この問題は地元の同意ではなく
国民の同意が必要だとする趣旨の発言をするなど
今では国全体が注目する事態となっています。
そして係争中の案件もあります。
一審ではこの風景は公益とも言うべき国民の財産と断ぜられました。
（南西側より）
行政は、司法は、何のためにあるのか。
全ては人が幸せにあるためだと考えます。
誰かを貶めるためでも、不幸にするためでもない・・はずです。
だけど、架橋しなければ困る人がいる。
そして架橋したら悲しむ人がいる。
さぁどうするべきか。
人間の業として、
それでも結論を出して未来へ進む覚悟が問われているのでしょうか。
時の経過と共に、当該地域の人口減少もかなり進んでいる。
これが今間違いのない事実です。
本当に色々と考えさせられた初鞆の浦でした。
ではまた更新します。
