国会改革は急務

林外相のG20サミット外相会合欠席が波紋を広げている。

「外交より国会」

 

この背景には昔から続く国会における「基本的質疑は首相出席のもと全閣僚出席で行うことが原則だ」という慣例主義が大きく関わっているように思う。

 

野党側からすれば「大事な質疑なのに首相や大臣がいないとは何事だ」という批判を過去繰り返してきた。

 

政府与党側もそういった批判を回避し、波風をなるべく立てたくないという思惑から外交より国会への大臣の出席を優先して積極的に行ってきた背景がある。

 

しかし、昨今の国際情勢の変化、特に今はロシアのウクライナ侵攻が喫緊の課題のさなか、与野党ともそれに気づけない対応のまずさは大変問題であるし変わらなければならない。

 

国会に首相や大臣がおらずともその為に官房長官や副大臣がいるのであって質疑はできる。重要法案は仕方ないがそれ以外は首相や大臣の国会出席にこだわらず、その分もっと首相や大臣が国際社会で活躍できるよう柔軟な対応を求めたい。