「なおちゃん、わけたっでがんばらんなよ!」会うたびに私にこう声をかけてくれていたのは御年80を超えた「きっちゃん」

 

いつも車を運転し、奥さんと病院の帰り道に私の店に買い物に寄ってくれた元気なおじいちゃんである。

 

しかし昨年長年連れ添った最愛の奥さんを亡くし一人暮らしとなり先日介護施設へ入所することになったようだ。

 

きっちゃんの住む垂水市牛根岳野地区は限界集落で住民も高齢化が進んだ地域であるが、きっちゃんは地域の活動や高齢者クラブ、グランドゴルフなどで精力的に活動し地域でも有名なパワフルじいちゃんだ。

 

そんなきっちゃんが地域を後にし、介護施設に入所することになった際には地域の皆さんが集まって別れを惜しんだと聞いた。

きっちゃんは私の祖父とも長年山の仕事で一緒に働いていたことなどから昔から私を孫のようにかわいがってくれた。

 

きっちゃんの息子さんもよくひろば欄に投稿をされることもあり、きっちゃんは投稿を見るのが楽しみで私の投稿が掲載された際にもよく声をかけてくれた。

施設に行っても新聞を見るのが楽しみだと聞いている。

きっちゃん、僕も頑張ってるよ!元気でやっちょっけ!元気でね!また会うがね!