県議会の報告によれば、さつま芋が腐る等深刻な被害が出るさつま芋基腐れ病が1株でも症状が確認された農場が県全体の作付面積およそ1万300ヘクタールの6割を超えるおよそ6600ヘクタールにのぼり、過去最悪となっているそうだ。

 

我が家でもさつま芋を栽培し、それを焼き芋として加工して販売しているが年々この病気が広がってきており大きな影響を与えている。  

 

さつま芋は鹿児島特産の作物というのはもとより焼酎、でんぷん、の原料となっており基腐れ病の蔓延は産業にも大きな影響を与えているのではないか。このままでは鹿児島のさつま芋を作る農家はいなくなるのではないかという危機感がある。

 

春から丹精込めて植え、育ててきた芋が枯れ、腐れ、廃棄するのは心身ともに辛い。

 

基腐れ菌ばかりに注目が集まっているが、経験上枯れたさつま芋の根元には茶色のカメムシが数多く付着している。これも何らかの関連性はないのか、農政局を中心に調査してほしい。

 

特効薬の開発の加速と、一定期間畑を休ます休作や輪作、間作を促進する補助金の創設、その間の農家を守る手立ても検討し鹿児島からさつま芋とさつま芋農家を消さない強力な施策をお願いしたい。