栄Party'z | アナログな生活

アナログな生活

音楽とバンドと日々のこと。新潟県上越市出身。

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朝6時に起床。いつも時間ギリギリになってしまう癖があるけど、やはり楽しみな日はいつだって早起きできる。これは普段から出来るようにならないとなんだけどね。

7時に集合して出発。名古屋 栄Party'sを目指す。昨日は大好きな後輩Grip Soundsが遠い名古屋cityでライブだった。それで、なんで俺もついて行くかっていうと、純粋に一緒に行きたかったから。本当にそんな単純な理由です。きっと同伴したケンタさんも同じ気持ちなのかなー、と勝手に思ってる。
車内のBGMに負けないくらいの勢いでグリップサウンズの会話が続く。本当に4人とも仲が良くて微笑ましい。気付いたときには名古屋だった。
去年の夏、ライブを見に初めて来た名古屋はやっぱり今日も大都会だった。思わず道を間違えそうになる。
栄Party'z到着。怪しい町並み、ライブハウスの1本先はすっかり街だ。人でいっぱい。挨拶をして搬入開始。
パーキングに車を停めてグリップメンバーと名古屋散策。古着屋、レコードショップ、なんでもある日本三大都市と呼ばれるこの街の景色は、すべてが簡単に手に入りすぎて、飽和してしまっているような気がしてならなかった。
音楽、ファッション、そして人の姿。発信するモノ、発信する人が多いことは素晴らしいことなんだけどね、なんでも手に入る都会は便利な代わりに心が不便になるのかもしれない。なんて、田舎者のやかましいほどの卑屈が頭を駆ける。
田舎者の俺はやっぱり田舎暮らしをして、貯めたお金を握りしめてワクワクしながら都会に夢を見るのが合ってるのかもしれない。(素直な気持ちを言うと名古屋は楽しい街ってことです。)
街を歩きながら、こうやって通り過ぎていく人とはもうこれから二度と会うことも見ることもなく、それぞれがそれぞれの人生を生きていくんだろうな、とかつまらないことを1人で考える。
バナナレコーズというレコードショップで高校生の頃大好きだったあのバンドのCDを買ったよ。懐かしくて早速聴いてしまった、くるり"東京"。
 
ライブが始まった。
金沢の宝こと、Grip Soundsは2番手。最高に良いライブをしていた。「ああ、やっぱり今日は一緒にくっついて名古屋まで来て良かった。」って心から思った。他のバンドの途中ライブハウスから出て怪しい夜道を歩いたりもした。怪しく汚れた街並みに少しだけわくわくした。
トリのザ・モアイズユーというバンドが歌う"トウキョー・トレイン"という曲が、懐かしい仲間の顔とか浮かんだりして刺さりまくった。名曲。
そして今日は静岡、大阪に新しく知り合いと呼べる仲間ができた1日でもあった。THE ALARMSケイタさんありがとうございました。こうやって繋がったからには、また機会を探し出して、もう一度もう一度って言いながら何度でも会いたくなる。そしてちゃんと仲間になりたい。バンドマンとして。
打ち上げは運転手だから出れず、1人でLUCCIまことさんから教えてもらった味噌煮込みうどんを食べて軽く寝て金沢へ。朝6時到着。グリップ、ケンタさんお疲れさま。
 
1人で歩く夜の街、雨が降る景色、傘をさす人、笑い合う声。なんかこういうのもいいよなー、なんて思って、ふと高校生の頃、雨や雪が降る町で傘をさしながら夜道歩いて帰った日のことを思い出した。
 
「あー、やっぱり俺はあの、街になりきれない町が好きなんだろうな。」
そんなことをまた思い返して、なんだかちょっと決意が固まったような気がした。