息子が小さなラジコンを持って来ていた。
最近は、ミニカーサイズのラジコンがある。
オモチャも進化してるなあ。
そして、俺が洗濯機の前で作業をしていたら、息子がその
ラジコンが動かない
から見て欲しいと言う。
俺は、作業の手を止めて、見てあげる。
初めて触るものだし、海外のオモチャで
説明書が全部英語。
試行錯誤していると、息子は、
何度か「そうじゃない。」と言い、俺の手から、その
ラジコンを奪い、試す。
俺は息子に
「そう言う事をするなら、パパはもう見ないから。」と突き放し、洗濯作業に戻る。
洗濯物も干し、キッチン作業をしていると、息子が呼ぶ。
息子「パパ。」
パパ「何?」
息子「さっきは、折角パパが直してくれてるのに、そうじゃないって、取っちゃってごめんなさい。」と。
俺は、ビックリした。
前だったら、無かった事の様にごまかして、ご機嫌を取る行動をしていたと思う。
しかも、ハッキリ怒った訳じゃないのに、それを察知して
ちゃんと謝って来た。
息子にとっては、かなり
勇気のいる事。
大人になったんだなあと、
嬉しかった。
俺は、「分かったよ。ちゃんと謝る事ができたのは、偉いな。」と、逆に
誉めてあげた。
そして、昼御飯を作る時、
パパ「何食べたい?」
息子「トマト系のパスタ。」
パパ「いつものミートソースでいいの?」
息子「いつもと同じだと面白味が無いから、新しいのがいい。」
何とも大人の回答。
今までは、連続してミートソースを希望する事もある位、パスタと言えばミートソースで良かった。
他の希望も大体パターンが決まっていた。
まだ小学校1年になったばっかりの子供だと思っていた。
成長してるんだね。
そして、俺は、茄子とシメジとズッキーニのトマトパスタを作ってあげた。