「県立」図書館の役割 | 覚え書き

「県立」図書館の役割

私はド田舎で育った。
それでも町には図書館があったので
恵まれた方だったのかもしれない。
でも大きい街を訪れたり引っ越したりして
立派な図書館を見るたびに軽いショックを受けた。
こんな図書館があるなんて!!


さて私は、図書館に限らず頭に「県立」とつく施設は、
県民に対して広く開かれているべきだと思っている。
物理的な距離のせいで利用が困難であってはならない、と。
だが、現実的にはどうだろうか。
実家に住む私の家族と、県庁所在地に住む私とで、
県立図書館を利用する機会が平等だと言えるだろうか。
もちろん、それぞれの市町村の図書館や図書室を通して
県立図書館を利用できることは知っていても、
よっぽど積極的に利用しようと思う人以外にとっては
手続きが面倒だと思う。
(もしかしたら、積極的に利用する人ほど面倒かも?)


せっかくインターネットというシステムがあるのだから
それを活用したら、利用機会を少しでも
平等に近づけることができるのではないか、
いつからかそう思うようになった。
だから大幅なシステムのリニューアルと聞いて期待していたのだ。

例えばHPから受け取りを希望する図書館を近隣の図書館に指定して
取り寄せができるようになれば、遠く離れた場所に住む
県民にとってもずいぶん利用勝手がよくなると思う。
それはそんなに難しいことではないのでは?
というのは素人考えだろうか。
あるいはすでにこういうシステムをとっている
県立図書館は全国のどこかにあるだろうか。


こんなことを考えるのはやっぱり自分が
究極の面倒くさがり&わがままだからなのかもしれない。