出自や信仰はともかく、人が肌の色を含む外見上の差異について差別や違和感を持つことは、種としての本性本能であって、学習によって身についたもののわけがありません。その証拠に禽獣の世界では、アルビノは群れから追い出され、圧倒的に生存率が落ちます。なぜそうするかと言えば、群れの中に特異で目立つものがいると自分たちが危険にさらされるということを動物は本能的に知っているからでしょう。人間含め生き物はすべて己の種を守り、繁殖するための戦略しか考えませんから、当然自分の利益になることのみを選択し、利益に反するものはすべて排除します。人が生まれながらに利益を好むのは、生れ落ちて目も開かないうちから、教わらずとも乳を吸うことによっても明らかです。スズメバチが黒いものに敵意をむき出しにするのも、これまた遺伝子に因るところで、遠い昔に散々熊によって酷い目に遭わされたからではないかといわれています。差別や苛めが一向になくならないのはそのせいで、だからマンデラオバマの言い草はまったくの逆。正しくは「人は生まれながらにして他人を憎むものなのだから、愛することを学習によって身につけなさい」とでもいうべきところで、それができるかできないか、そこが人とサルとの境目ですよと。指導者と呼ばれるような人物は、くだらない耳当りの良い歯の浮くような物言いなど厳に慎むべきで、こんな人物ばかりがノーベル平和賞だから、世の中にっちもさっちもいかなくなるんです。オバマは引退してるんですから、もう世間に阿る必要などないのに、要は根っからエエカッコしいの偽善的パフォーマーなのでしょう。そんなものに最多記録ですから、本人は笑いが止まらず、ますますいい気になってカッコいいことを言うでしょう。元々本音などは言わない人。けれどもヒロシマの原爆投下映像には、ついつい周囲につられて拍手をしてましたから、自ら人間の本性を暴露したようなもので、彼の言動には常に齟齬があり、その意味ではトランプのほうが正直な分だけマシ。それに引き換え、嫌われ者のプーチンは同じ映像を見ながら、胸の前で十字を切ってくれました。それを計算づくのパフォーマンスという人もいますが、もしそうであったとしても、咄嗟にそれができるだけの冷静さと、そして本当の意味での教養とを身につけているということですから、やはり人として立派ですよ。つられて拍手などというのは、無教養なサルがやることで、みなさんなぜそれがわからなのかが不思議です。ひょっとしてサル仲間ですか？
人類アフリカ起源説を正しいとするなら、基本的に人間の肌の色は黒が正しいわけで、なぜ正しいかと言えば、彼の地は日差しが強いからということもあったでしょうが、それよりはむしろジャングルの中では白よりも黒の方が目立たないからじゃないかと思います。特に夜など色白では目立ってしまい、おちおち眠ることもできません。ところが人類の長い歴史の中で、例えば水でもそうですが、黒いものよりも白いもののほうがどうも自分たちにとってはアドバンテージがありそうだ、光は白いが影は黒い、そんな教訓を得るうちに「白」に対する尊崇の念というか、憧れのようなものが出来上がったのではないか。また、逆に白い方の立場から考えてみると、自分たちの遺伝子は劣勢ですから、白豪主義に奔るのは種としては当然で、必然的にカラードは目の敵。そうしなければ自分たちが絶滅してしまいますから。
にもかかわらず「生まれながらに他人を憎む人はいない」なんて、僕に言わせれば欺瞞もいいところ。まさかそんなわけはないでしょうが、もし本気で言ってるとすれば、米国大統領は噂どおりアタマがいいとなれないのでしょう。日本で言うところの担ぐ神輿ってやつ？そういえば、レーガンブッシュトランプ・・・みなさん見るからに・・・（以下略）
Jun, 13, 2014 ノルマンディー７０周年記念式典でガムを噛んだサル
(https://www.youtube.com/watch?v=-EE4_220zzo)