シェリル・リン、ランディー・クロフォード、パティ・オースチン、シャーリー・マードック、メアリー・デイビス、ベリンダ・リプスコーン、ビッグママ・ソートン・・・ねぇ、みなさんなかなかふくよかでいらっしゃいます。んで、とにかくみなさんとってもお歌がお上手。ありゃいったいなんでなんでしょうか。
まず考えられるのは、身体が大きければその分顔も大きいですから、相対的に口腔内の空間も広くなっているはずです。そのおかげでただ声を発しただけでも、心地よい適度な天然リバーブ、もしくはエコーが慢性的にかかってくれます。しかも、腹式呼吸を使ってハラの底から声を出すなんてことができれば、だいたいふくよかな方のハラの内には空気と水しか入ってませんから、そりゃあもう風呂場で歌ってるようなもんで、羨ましい限りです。ただし、エコーなんてものはただかかってりゃいいってもんじゃありません。残響時間が問題ですし、フラッターエコー(鳴き竜現象)が出てしまっても困ります。しかしその点でもデ・・・ふくよかな方は理想的です。スタジオやホールでは音響特性を考えて吸音材をふんだんに使用して響き過ぎを抑えていますが、彼女たちの場合はこの吸音材の役目を自らの体に溜め込んだ脂肪が立派に果たしてくれているのです。おまけに体つきは限りなく球体に近いですから、したがって反射面もなく鳴き竜現象など起す心配も皆無という、まさに絶妙の空間が確保されています。太っていさえすれば、ただそれだけでも歌がある程度までは上手、あるいは上手に聴こえてしまうということが、おわかりいただけたと思います。
次に音楽の要素として一番大切なリズムに関してはどうでしょう。これもやはりファットな方々のほうが確実にアドバンテージがあると言わざるを得ません。なぜかといえば、人間太るとどうしても動作が緩慢になりがちですから、本人はリズムを正確に刻んでいるつもりでも微妙に遅れてしまい、それがまた結果としていい具合に後ノリのアフタービートを生み出しています。これまた羨ましいなんてもんじゃありません。
音程に関してはどういった解釈が成り立つのでしょうか。一般的に音痴とは音程がふらつくことを言います。物理的に軽いものは不安定でふらつきますし、質量の大きいものは微動だにしません。音程も実はそういう類のものなのです。
以上のようにプランパーさんは、①構造的にいい声を出すことができ、②緩慢さがアフタービートを生み、③音程のふらつきを躯体でとめているということで、これを歌唱力をV、体重をWで表した場合、
という式が成り立ちます。要するに100キロのおねーさんは50キロのおねーさんの8倍歌が上手だということですね。
でもねぇ・・・そう言っちゃナンですけど、せっかく太っていらっしゃるのに歌がヘタで、オマケにオッパイもちっちゃい方がまれにいらっしゃいますけど・・・いったいなんのために太ってるんでしょうか。そういう方にはこれはもう是非ダイエットをお薦めいたします。
Randy Crawford / Street Life
あれ?シェリル姐のときもギターはレイさんだったよねぇ、ひょっとしてデブ専か?
Reichii Guillory / Street Life
バックはどっちもクルセイダース。でも違うでしょ?
Street Life/Crusaders
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ランディー姐の出世作。
Shirley Murdock/Shirley Murdock
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バックがザップでロジャープロデュース。も~ね・・・