長き時を超えて再開しました、ブルッフ「ヴァイオリン協奏曲第1番」の練習報告です。
この9年ほどの間はずっとオーケストラの曲の練習に取り組み、ソロの曲はオケ曲の練習の合間に気分転換に弾き散らかすだけで、ブルッフの楽譜もまともに見ることはありませんでした。
久しぶりに楽譜に向き合って弾いてみると・・・
最後のレッスンの時に比べて、なんだか今の方がすこし弾けているような感じがする!
これはたぶんオーケストラでバイオリンを続けていた効果だと思うのですが、特にここ数年でなんか弾き方が進歩した気がするんですよね。
ブルッフは全然弾けないまま一旦終了したので、少しはましになっているのは当たり前なのかもしれませんが、9年前に練習しても弾けなかったところが、今は練習を再開して少ししか経っていないのにコツをつかんで弾きやすくなっているような気がする。
なおっち、進歩しているのかッ!?
一番顕著なのは、弓の使い方。
以前と比べて、明らかに弓を大きく使えています。
今回は第1楽章の前半部分。
というか、これインテンポでは無理じゃね?
1拍目が休符なので、あとの3拍に全ての音を入れなければならない。
7連符を3+4に分けて3つの音を前に出したい~!
1拍目の休符は短めにしちゃダメなのかな。
あと、最後のレソシードも少し揺らいで後ろに出ちゃってもいいと思うんですよね。
ブルッフって、こうしたリズムが取りにくいところが多いんですよ。
練習を続けていけば慣れると思うんですけどねー
↑こちらは同じ動きですが、先ほどよりもポジションが上がります。
いまは最初の「シレ」を少しゆっくり目に取り、次のソで第3ポジションに上がってから加速して帳尻を合わせています。
ここは以前はそんなに難しさを感じなかったのに、今はすごく手こずってます。
ここの三重音、以前取り組んでいた時はめちゃくちゃ音が汚かったところ。
まあ、今もあまりきれいじゃないんですが(笑)
元弓だけを使って、リズムよく弾きます。
「ソ#レミ→ラレファ」を2回繰り返すところ、凄く難しいんですけど。。
「ファーミレラー ド ドーシド」の小節は、最後のトリルのドの音だけゆったり目に弾いてます。実はリタルダンド(減速)の表記は2拍目のラからなんですけどね。
さきほど「なんだか今の方がすこし弾けているような感じがする!」と書きましたけど、ん~
やっぱり以前の方が弾けていたところもあって、しばらくは「過去の自分を超える!」が目標になりそうです
次回は第1楽章の後半部分!