電電公社が民営化(1985年)され
NTTになる少し前から、
民間の会社がビジネスホンを販売する様になりました。
私も業界デビューもこのころ。営業マンで飛び込み訪問してました。
この頃はもっぱら、電電公社からレンタルで1台800円(主装置はタダ)で
借りているお客様へ、
「こんな機能の無いビジネスホンへお金かけるなら、
その費用と同じか少し安い位のリース料で新型ビジネスホンにしませんか?!」
と営業していました。
電話機の後ろの配線がホースの様に太いものから、
電子式の格好いい配線も細い(今と同じくらい)のに、
月額負担が変わらないで交換できるので、結構簡単に受注できたものです。
1日に、8SET受注とってきちゃう様な凄い人もいました。
今も良く合う人ですけど。
こんな業界だったので、新規参入が多かったです。
その影響で、お客様へ訪問すると
「おまえで、今日電話屋がくるの3人目」
とかよく迷惑がられていました。
働いていた会社が、体育会系のノリで、
バンバン営業するスタイルだったので頑張って営業していましたが、
だんだんセールストークが酷くなってきてましたね。
・お使い頂いてる電電公社の電話機の製造元の方で、無料交換しています
・この地区のお客様一斉交換してます とか。
取りづらくなってきたので、
だんだん埼玉とか神奈川とか千葉とかも、良く行きました。
電電公社のレンタル品を返して新しいのをつけるので、
レンタルバックと言ってました。リース料金は、
電電公社のレンタル料金より安いか同じだったので、
やらなきゃ損と信じて疑いませんでした。
リース契約期間の拘束をのぞけば。