6月18日に遅ればせながら映画『PERFECT DAYS』を観にいきました
上映する劇場や上映時間が少なく、なかなか時間が合わなかったのですが、ここにきて夜間の時間に上映されたので
監督はドイツ人のビム・ベンダース、主演平山役を役所広司、ちょい役ですがおばんざい屋さんのママ役に石川さゆりとママの元夫役に三浦友和等が出演
役所広司さんの演技や渋さが大好きです
上演する映画はほとんど観に行ってるんじゃないかな
渋谷でトイレの清掃員として働く平山は極端に無口なのですが、仕事に誇りを持って丁寧で利用客や子供に優しい
仕事の時と休日の時とで決まったルーティンの様なものがあって、同じ様な生活ぶりを演じていますが最後まで全然飽きなかった
同じ様な一日の中で少しだけ違った状況や風景などの小さな幸せにニコッとする、役所さんの表情が可愛い
平山はほとんどしゃべらないで感情もあまり表に出ない役でしたが、表情や仕草ですべてが通じるような感じで役所さんしか出来ない演技じゃないかなと思いました
ママ役の石川さゆりの歌声もさすが
そのママに対するちょっとした恋心なんかも実に良かった
平山の妹ケイコ役の麻生祐未が家に来たときに、「こんなところに住んでるの」ってから「トイレの清掃員本当にしてるんだ
」でちょっとやりとりがあっての帰りに運転手付きの車だったのが、「平山って本当は大金持ちなんじゃ
」って思ったり
「光と影」「木漏れ日」がテーマなのかな
ちょっとそのあたりまでは理解が出来なかったけど
あと、東京には変わったトイレがいくつもあるんだな~と感心
とても素晴らしい映画でした