MAIL
事情があって
携帯が数日間使えなくなった
復旧して久々にメールを見たら
数十通の受信
読む前から気持ちが萎えた
メールは
送る方にとっては簡便だが
受ける方には多くのことを要求される
読むこと、理解すること
判断すること、調べること
考えること、文字を打つこと
受け取った途端に
今していることが中断され
時間は送り手のものに変わる
返すも、返さないも
受け手の自由であるかもしれないが
其処に何かしらの強制力を感じてしまう
早く反応することが礼儀であるかもしれないが
自分のペースを守りたい時もある
いつもは感じないことだけど
疲れているせいか
今日は珍しく考えた
本を読む
最近は小説をよく読む
移動の多い仕事柄
読む時間は割とあり
だいたい2日に1冊ペース
何故小説を読むのか
「忘我、感動、陶酔」であると
宮本輝は言った
たしかにそうかもしれない
でも自分は
それ以上のものを欲している
様々な世界を知るのに
小説は役に立つ
言葉にならない内面の思いを
分かりやすく表現してくれることもある
架空の人生を疑似体験することで
新しい自分を発見することだってある
良き小説は
新しい人生観、世界観を与えてくれる
様々なことを考える今日この頃
心に良質の栄養を送り込みたい
あてのない日
今日は夏季休暇
特に予定もなく
自由気侭な一日
海を見て、山を見て、川を見て
珈琲を飲んで、本を読んで
ぼーっとして、お酒を飲んで
一日が終わる
1分1秒を無駄にしちゃいけないとか
1日1日を無駄に過ごしちゃいけないとか
なかば強迫観念的な考えに
これまで支配されてきたけれども
何かを追えば追うほど
他の大事なものを失い
視野が狭くなり
考え方が固定化されていくような気がして
たまには贅沢に
時間を捨ててみるのもどうかと
何にも追われることなく
じっくりとその瞬間を過ごすことで
味わえること、考えることがあった
急いでいると
大切なことを見そびれてしまう
瞬間瞬間から
何かに気づき、何かを味わい
何かを得られる自分でありたい






