前編はこちら

 

ようやく本題です。

ここからなんですよ、本当に言いたいのは(前置きが延々と長すぎて、スミマセンショボーン

 

ダイズシストセンチュウ対策(後編)

 

④シストを減らす作物を栽培する

ダイズシストセンチュウは、大豆・小豆・インゲンの根から分泌される物質を感知して、シスト内の卵が孵化し、根に侵入して寄生するのですが。

クローバー類やクロタラリア・ジュンシア(商品名「ネコブキラー」等)を栽培すると、その根から分泌される物質によって卵が孵化するが...

クローバー類やクロタラリア・ジュンシアの根には、ダイズシストセンチュウは寄生できない!

つまり、孵化してしまった幼虫は、寄生できる植物が見つからなくて餓死してしまうんです。

 

ある研究データによれば、

赤クローバー、クリムソンクローバー、クロタラリア・ジュンシアを1回栽培すると、ダイズシストセンチュウを60~80%減少させることができる。

 

↓詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください(pdfファイルをダウンロードする必要がありますが)

https://www.snowseed.co.jp/wp/wp-content/uploads/grass/grass_200204_03.pdf

とのこと。


この方法がよさそうですニコニコ

 

 

ダイヤグリーン

 

 

でも、「赤クローバー」「クリムソンクローバー」「クロタラリア・ジュンシア」の種って、結構高価。私が栽培している面積に播こうとすると、1年で数千円はかかる。

野菜の種苗費が年間数千円の私が、センチュウ対策の種代に数千円もかけるのは、ちょっと抵抗が...ドケチ農法なんでてへぺろ

 

私の農地には白クローバーが自生しているけれど...白クローバーでは、ダメなんだろうか???

 

「クローバー類すべて、センチュウ減少効果がある」という記述はあるが、(色々調べてみたけれど)白クローバーによる減少の具体的数値データは見つからなかった。

 

世界中の「英文の学術論文」まで検索すれば、見つかるかも知れませんが...英文のものまで読むのは、いくら理系の私でも、ちょっとねぇ(英語に自信ない上に、「植物やセンチュウ関係」の専門用語の英単語が分からない。化学分野の論文なら今でも読めないことはないけれど)

でも、きっと白クローバーでもある程度は効果があるに違いない。

 

白クローバーが自生している区画で大豆と小豆を栽培した、2022年は大豆も小豆も豊作だった...

 

↓(2022年7月撮影) 小豆の条間には、白クローバーがびっしり。

↓(2022年7月、大豆の株元の草刈りをした後に撮影)

草刈りしていない所(幅広の帯状の部分)には、白クローバーが群生

 

(続く)次回<最終回爆  笑>は、具体的対策について

 

センチュウの害と対策について、もっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。

↓タキイ種苗のサイト(後編)