8歳の猫ちゃんの予防歯科ケア♥ | 獣医師りえの犬猫の心と歯・皮ふ・耳のブログ

獣医師りえの犬猫の心と歯・皮ふ・耳のブログ

兵庫県西宮市のHamilza動物病院(ハミルザ)の獣医師です
飼い主さんに日々犬猫の行動を観察していただきつつ
飼い主さん達と一緒にその子に合った最善な治療法を考えたり
人間の病巣疾患研究会や分子栄養学やチクチク療法等を犬猫に取り入れペットの健康寿命を延ばします!


この写真はCanvaで借りた写真です!


基本、麻酔かけて気管チューブを入れてやるのが基本なので


この写真だと、鎮静剤注射して

すぐ撮影して、気管チューブ入れたか

鎮静剤を解除=打ち消す注射などをしたかだと思います

すぐに気管チューブ入れないと、呼吸が確保出来ないので怖いし、

気管チューブで酸素とガス麻酔で

麻酔をかけていくのが、当院では

普通です


さて、昨日は8歳の日本猫さんの、定期歯科ケアと耳のビデオオトスコープをさせていただきました😸

ドーンと8キロサイズさん
拾った時は、目も開いていない手のひらサイズだったそうです

こんな時期に拾った子猫さんは
親に舐められてないからか
歯周病菌も伝染る暇も無かったからか
歯石溜まっていても、歯磨き無理でも
歯周病になりづらい感じを受けますねこ爆笑

このこは、
年に一回から2回、娘さんが
東京から帰省した時に来院して

血液検査
.自分ではさせて貰えない部分の親指の爪切り
.歯の予防歯科
.耳のビデオオトスコープによる健診&洗浄
.肛門嚢絞り
.エコー
.レントゲン

等をして下さいます。
健康診断&健康寿命延ばす秘策セット(歯耳る座とかけて、Hamilzaハミルザ動物病院セット?!)をされています

嬉しいなぁ
歯と耳を検査&メンテしないと
健康診断!と血液検査やエコーレントゲンしただけでは、私は
「この子大丈夫かなぁ」と
内心ドキドキ心配になります

あとは、腫瘍はレントゲンエコーで見つからないレベルは
CTや内視鏡検査など上から下から入れないといけません。

しかも、高度医療センターにお願いして何時間か余分に必要です

だから、腫瘍は見つからない時は、見つからない!
私は、会社勤めではないので
自分で健康診断に病院を選んで
オーダーするしかないのですが
健康診断センターは、知らない医師ばかりなので、個人の内科のエコーや内視鏡の得意な先生に
必要な健康診断を内視鏡含めてしていただき、子宮と乳腺は専門医さんに行って定期健診していただいています。

犬猫達にも同じ感じで、健診して
そこに、話せなくて具合悪いの言えなくて、犬猫の感染率の高めの歯と
耳の奥を定期健診&ケア
をしています


さて、歯磨きは誰もしていないこの猫さん
毎年、麻酔してクリーニングしてるだけです
右上奥歯
プラークチェッカーでは染まります


ここに吸収病巣発見!
歯科レントゲン撮影してみると
歯の根も吸収され、顎の骨と同化しかけています。
血がでて、痛そうにみえますが
この状態は痛くなくなっているのでいずれこの歯は消えて、無くなりますので、放置で大丈夫!
処置は不要です


爪は

もう少しで肉球に刺さりそう

こんな感じなのは、爪とぎしてるように見えて、手首がうまく曲げられずなことが原因で、古い爪がはがれないまんまのことが多いです

原因は変形性膝関節症がダントツです

いまは、月に一回注射する猫の関節炎注射がでましたので治療と予防に
オススメです!