フレンチブルドッグさんの耳血腫 | 獣医師りえの犬猫の心と歯・皮ふ・耳のブログ

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ハミルザ動物病院院長
犬猫の心や行動・歯(25年)皮ふ・耳のビデオオトスコープ(11年)子犬子猫の乳歯と顎の成長から、歯周病予防まで網羅
歯周病や耳を治すとアポキル等の薬や除去食も止められ、涙焼けまで綺麗になった犬猫達が続出
犬猫健康歯と耳で決まりがモットー!

昨日日曜日
急患で耳が化膿して元気食欲が無くなったと、岡山県のフレンチブルドッグさんの飼い主さんからご連絡あり、夜に岡山県から来て下さり、そのまま入院して
治療スタートしました。

1ヶ月前位から、かかりつけの動物病院にて耳血腫と診断されて抗菌剤とステロイドの投与を間歇的に投与されていたそうです

耳から血膿&耳から首も腫れて
元気が無く心配しましたが
血液検査では、ステロイド反応とでて、まだ頑張れそうなので
本日定休日ですが、休み明けまで持つかも不明&あまりに可哀想で、本日朝から検査&麻酔して治療に踏み切りました。


2箇所に穴が空いてたので、きちんと洗浄&排液できるよう
ドレーンをいれました。

耳血腫は、実は感染した耳から
発生する可能性高いと感じるので、1件外耳炎無さそうでも
ステロイド(プレドニンゾロン等の名前)は、投与されないことを
オススメします。

耳の感染は母犬からと私は考えています。
先ずは、全ての犬を避妊去勢手術の前に、麻酔して1度耳ビデオオトスコープの検査をされることをオススメします!
当院では、2代目子犬子猫さんは、生後5ヶ月位でほぼ皆さん
耳ビデオオトスコープで検査して、悪い場合はさっさと治療してしまって、一生楽に過ごしてもらっています

他にこのことを、実施されてる動物病院は無いのでわからないでしょうけど、遠い未来には
・耳ビデオオトスコープや歯周病で検査予防した犬猫達が出産

・上記が不明なら、生後5ヶ月位に麻酔かけて、耳ビデオオトスコープで鼓膜の感染検査

・生後1年半までに、麻酔して歯科検診&クリーニング

が一般的になれば
アレルギーとして診断される犬猫達は激減し
犬猫達の健康寿命は延びることと思います。

意味不明に聞こえますが、
犬猫の二大感染症は
歯🦷と耳のHamilza(歯耳診る座)動物病院の名前の所以でも
あります✨