今日の1枚はMLBより、ハル・マクレー。
70年代半ばから80年代のカンザスシティーの主力打者ですね。
カンザスシティーのイメージが強いんですが、メジャーデビューはシンシナティなんですね。
68年に初昇格したものの17試合出場のみで、69年はマイナー生活。
70年からは外野やサードの控えとして、71年には99試合出場。
この年は、本塁打は9本ながら、24二塁打。
マクレーは二塁打が多く、カンザスシティーに移籍後の77年、82年にはアメリカンリーグの最多二塁打を記録してるんですね。
特に77年は54二塁打。
メジャー記録を調べてみたんですが、10位のカルロス・デルガド、ビリー・ハーマンが57二塁打で、それ以降が出てないんで歴代何位だかわかりませんが、10位から3本少ないだけですから、結構な記録ですよね。
シンシナティ時代はレギュラーは取れませんでしたが、70年、72年とプレーオフ、ワールドシリーズに出場。
ワールドシリーズではシンシナティは2度とも敗れるんですが、マクレーは2度のシリーズ通算で.450の活躍。
ちなみにワールドソリーズに強いのはカンザスシティーに移籍してからも続き、80年のシリーズでも.375を記録。
85年はDHなしのシリーズだったので3打席だけでしたが、4度のワールドシリーズで通算.400。
ちなみに、ホームランは打ってないんですね。
73年、カンザスシティーに移籍すると外野とDHで106試合出場。
74年には148試合出場し、レギュラーを獲得。
この74年は初の打率3割(.310)、2桁本塁打(15本)、打点も自己最多の88。
75年から2年連続オールスターゲーム出場、76年は打率.332、64四球で出塁率が.407となり、リーグトップに。
82年、2度目の二塁打王の年ですが、自己最多の27本塁打を記録、そして133打点で打点王を獲得。
84年からはジョージ・オータの加入やスティーブ・バルボニの台頭もあり、出場機会が徐々に減少。
87年、18試合出場したところで解雇、メジャーのキャリアを終えました。
その後、カンザスシティーで4年、タンパベイで2年監督を務め、うち3シーズンで勝ち越しをしてるんですね。
マクレーは今後、またどこかで監督やるんでしょうかねぇ?
ということで、今日はハル・マクレーでした!