昨日は久しぶりに大相撲中継を観た。
白鵬vs照ノ富士
全勝対決。千秋楽、結びの一番。
もう、感動など微塵もなく、
変わり果てた大相撲にがっかりした😞。
もう完全なる格闘技。
横綱は、チャンピオン。
大相撲は、なんでもありの格闘技。
になってしまった。
武道とか
国技とか、
精神論とか
横綱の品格とか、
子供の時から見てきた
憧れではなくなった。
特別な世界の誇り
日本人の誇り高き象徴
という確固たる存在ではなく、
勝てば官軍負ければ賊軍
の、単なる戦いの世界の一つに
様変わりしてしまった。
北の湖
輪島
千代の富士
隆の里
旭富士
貴乃花
若乃花
曙
武蔵丸
外国人横綱であっても、
思いつく横綱は
堂々たるものだった。
誇り高かった。
ところがどうだ。
記録こそ突き抜けてはいるが
白鵬の行ったこの一番。
恥ずかしくて、
日本人の誇り高き象徴
とは恥ずかしくて言えたものではなかった。
横綱ではなく、
ベルトを巻いたチャンピオン。
大相撲ではなく
SUMO ファイティング。
厚いサポーターを巻いた、
かち上げは
黒いサポーターを巻いた、
三沢光晴のエルボー。
左右に振り回した、
張り手は
PRIDE時代の、
土俵上でのガッツポーズは、
勝った後の雄叫びは、
ジャンボ鶴田のオー💪。
懸賞金を受け取った時の閉眼は、
プロレス、格闘技大好きな自分には、
国技ではなく、
戦いの1ジャンルとして違和感がなかった。
手段を選ばず、
勝ち星だけ
記録だけ
を追い続ける白鵬は、
日本に帰化したのかもしれないけれど、
日本人の誇りにはなり得ない。
昔は、
親や先生、そして兄は、
どんなに抵抗しようとも、
微動だにせず正面から受けて、
理屈や力で跳ね返してきた。
横綱には
作戦や理屈や手段ではなく、
真正面から受けて、
立ち塞がってもらいたいものだ。
賛否両論あるだろうが、
横綱が好き、
大相撲が好きだからこそ感じた、
久しぶりの大相撲観戦だった。