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こんにちは、絵本好きな主婦
なおたん です

皆さんがお住いの地域では、もう雪が降りましたか?
私のところでは、先週少し積もりました
(雪かきするほどでは無かったです)

今回は、雪が降り出した時のなんとも言えないような気持ちを、犬を連れた男の子を通して表現した絵本です




ゆき

ユリ・シュルヴッツ/作
さくま ゆみこ/訳
あすなろ書房
32p、24×26cm


対象
幼児~小学校中学年



あらすじ

灰色の空から、ひとひらの雪が落ちてきました
犬を連れた男の子が「ゆきが降ってるよ」といいますが、
大人たちはこれっぽっちでは降っているとは言わないと冷たい返事です


部屋から外へ出た男の子と犬
雪がひとひら、もうひとひら

道行く人たちは誰も気にしていません

ラジオもテレビも雪は降らないでしょうって言っています

でも、雪はラジオもテレビも知りませんから、
空からは雪がひとひら、またひとひら………

どんどん町を白い世界へ変えていきます

雪が降り出した時の
なんだかワクワクするような特別な感覚
男の子を通して、雪の日の楽しい気持ちを表現したお話です



雪の日の特別感

雪が降り始める様子が、リアルに描写されているなぁと感じました

気温がグッと下がって、
灰色の空からひとひら、ひとひら、
チラチラと雪がおりて来る感じ

かと思えば、見る間にどんどん白くなって、モサモサと積もっていく感じなど
雨とは少し違いますよね


主人公の男の子は、
その初めのひとひらの雪を目ざとく見つけて
「雪が降ってるよ」と言います


感嘆符はついてないけど、
きっと気持ちはびっくりマーク2、3個分
テンションが上がったんじゃないかなぁ
と私は勝手に思いました


雪は、なんだか特別な感じがします
子どもの頃は特に、
ワクワクしてしまいますよね

ただただ、嬉しくて、
寒さも忘れて外へ飛び出したく
なっちゃいます


あの特別な感じは何なんでしょうか?

白くてフワフワしたものが降って来る
非日常感なのか

辺りが白く覆われて
綺麗に見えるからなのか

モコモコして温かそうに見えるけど、
触ると冷たいという驚きからなのか 

冬にしか降らない珍しいものというのが、
雪の価値をあげるのかな?


あったかい部屋から眺めてるだけでいいなら、ずっとみていられる気がします
雪かきもしなくていいなら、なお嬉しいです(笑)



絵本の中では、ラジオもテレビも
「雪は降らないでしょう」って
言うのですが、

雪はそんなこと知ったこっちゃない
お構い無しにドンドン降ります


最近の天気予報は良く当たりますから、
そういうことも減りましたが、

本来お天気は人間には
コントロール出来ないものですよね

今もそれは変わりません
事前に予測するだけです


私たちは、ついつい何でもコントロールしようとしてしまいがちだし 
コントロール出来るとどこかで思っていますよね

でも、世の中コントロール出来ないことの方が多いし、
ましてや自然相手のことなどはどうしようもありません


そういう大きな力、
流れには逆らえないという、
ある種の諦めを持って生きて行くことも
必要なんじゃないかなと私は考えています


ちっぽけな人間の思い通りになることなんて、ほんの少し
思い通りになったらラッキー!
くらいに考えていた方が
人生楽しいような気もします


自分よりも大きな力が働いていることへの
ある種の恐れや敬意?みたいなものがあれば、
世の中もう少し
生きやすくなるような気がするんだけどな………


とにかく、雪が降って町が白くなって
うきうき、キラキラ、
楽しい気持ちが抑えきれない
子どもの時の気持ち思い出させてくれた
絵本でした



ではまた次回
なおたん でした(・ω・)ノシ



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