夫婦というのは、実に不思議なものです。

 

親子の愛というのは、選択の余地がなく

生まれながらに定まっています。

 

それに対し、夫婦はどうでしょう?

 

相手は基本的には自分の意志で選ぶのです。

 

では長く一緒にいたからと言って、うまくいくか?

そうでないところが夫婦の難しいところですね。

 

夫婦とは墓まで一緒、一心同体です。

シワだらけになり、歯が抜け、白髪が生えて
腰が曲がり、最後、相手の死を見送る。

約半世紀に渡って最後までたどり着く
ためのプロセスすべてのことを結婚と

私は定義します。


 

私のクライアントさんにB子さんという方が

いました。

 

B子さんは夫とは中学の時から

ずっと知り合い。

 

長期に渡って交際し、いつも互いの家に泊まりに

行ったりと周知の仲良しだったのです。

 

当然、お互いの家族もみんな知り尽くして

いるわけです。

 

ところが結婚後、二人目の子供が生まれた時、

夫婦が一気に崩壊に向かってしまいました。

 

B子さんは「こんなはずではなかった!」と

愕然としています。

 

実はこれには家系が関係しているのです。

 

夫婦は入籍すると今までありえない事が起こります。

 

夫婦として出発したとたん、不具合が起こる。

これには理由があるのです。

 

家系とは、ずばり遺伝子情報です。

親の習慣やクセは、子どもに継承されるため

避けることは至難の業です。

 

互いの家系で起こった様々な夫婦間の

ひずみが、子々孫々、再現され繰り返されるので

夫婦が複雑になるのです。

 

結婚後、しばらくは楽しい期間が続くでしょう。

しかし、数年後、試練が来るのです。

 

本当の夫婦愛は、性的な欲望が

終わった後、真実の姿を現すと思っていいのです。

 

本来の愛というのは、一時的な激情によって

形成されるのではなく、長い間かかって

構築されるものです。

 

確かに、熱病のような恋愛感情は、

愛を芽生えさせますが、これはきっかけを

つくるにとどまるのです。

 

本来の夫婦愛とは、恋愛によって芽生えた

愛情を大事に熟成させて手に入る高級ワインの

ようなものです。

 

長年の風雪に耐え、試練に鍛えられて輝きを

増すのが夫婦愛です。

 

長所も欠点も、汚い面も、きれいな面も

受け入れ、理解するが故に、許すが故に

あるのが夫婦です。

 

誰もが相手が変わってくれれば・・・と思いますが

これだと自分が成長しないことが前提になって

しまうのでおそらく何も起こりません。

 

人は成長してなんぼという存在です。

成長がかかっているから人生は難儀なのです。

 

夫婦の愛とは、恨みや怨念を超えた

高みに登って手に入れる財宝です。

 

修復の原点は恨みを越えたところにこそ

本物の夫婦愛があると捉えることができるか

どうかなのです。

 

 

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