かご修復の進捗について 井上仏壇店での修復作業をレポートします。

以前のレポートと少し重複があります。ご了承ください。



かごの屋根の漆塗りを剥がしました。


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板の上に布張りし、その上に漆が塗られています。

直接木に塗りをしないのは、屋根の形状に丸みを持たせるため、

板だけでは漆が剥がれる可能性があります。


漆を剥がれにくくする工夫として木の上に布張りをし、

その上に漆塗りを施しています。

この考え方は、「布着せ」と言い、現代の彦根仏壇でも使用されている技法です。



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側面の畳表を剥がしました。

かごの本体の木に和紙が貼られ、その上に畳表が竹材を用いて固定されています。竹材の固定を外し、畳表を丁寧にはがしました。


畳表を剥がすと、かご本体と担ぎ棒を堅固に固定している金具を発見しました。

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一般にかごは、担ぎ棒が抜けるようになっていますが、

このかごは担ぎ棒とかご本体が金具で一体に固定されていました。


担ぎ棒は重量を軽くすためか、担ぐ部分を空洞にしているような細工がありました。



担ぎ棒と本体の固定には、葦で作られた蔓が使われています。

蔓を曲げ、輪をつくりかごと担ぎ棒をつなぎとめています。

葦の職人さんの話では、今では、葦の蔓を曲げるような技術はなくなっており、

復元できそうにないとのことでした。


かご本体の掃除の後、駕籠内部の机と駕籠の底部の台を修復。

木製で周辺部が朽ちていましたので、仏壇宮殿師つぼ忠の田中さんに

修理をお願いしました。


年明けから、屋根の塗り直しと御簾や障子、庇などの修復に取り掛かります。

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見学希望の方は、ご案内できますので
links@canada-life.info
までお知らせください。

修復のご寄付も受け付けております。

一口=3000円。


よろしくお願いいたします。



14日の日曜日


いよいよ内部の掃除がスタート。





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屋根の漆塗りをはがすと、下地に布が
でてきました。



井伊直弼のかご修復事業 NPOリンクス-12

その下は板張り。 いいつくりになっています。

側面の畳表も取り外しました。




かごの側面についています
庇(ひさし)です。
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両側には御簾も取り付けられています。
なかほどの金具で、御簾を巻き上げ止める
仕組みです。


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かごの後部側面には、明かり取りの小窓が
あります。
その小窓には、写真の御簾(すだれ)が
細工されています。
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いろいろな金具や仕掛けが
でてきます。



かご修復は進みます。


見学を希望される方は、

links@canada-life.info

へご依頼ください。


修復寄付もどんどんお受けしています。

1口3000円です。

12日の火曜日

彦根市の文化財課の方に
現在修復中のかごを検証して
もらいました。



井伊直弼のかご修復事業 NPOリンクス-10


屋根のつくりや、障子などの仕立て
いずれもが、高貴な方仕様になって
いるようです。



井伊直弼のかご修復事業 NPOリンクス-9

このお話を伺い、ますます
ヒートアップ。


やりましょ。