京都髙島屋「銀座名店会」パンフレット
掲載写真をアップします
昨年の秋に踊りの会で若い舞踊家の踊り
を観ながら染帯が出来ないか?と考えて
いました。
登場人物の曽我五郎蝶=曽我五郎、舞鶴
=鶴丸を比翼にと至って単純な思い付き。
腹は二人の着付けの市松模様を少し破れ
にしたり崩しにしたり。
同じお題で雰囲気の違う2本目
コントラストを抑えて少し大人しめに。
二本目の腹は鎧兜の紐の柄。右手の紐は
鎧の背側の総角(あげまき)の結び目。
左手の紐は兜の緒の結び目、左右でうま
く繋がりました。
似た柄ですが正面と背中と微妙な違いを
付けてみました。
曽我五郎の相手が舞鶴だからよかったも
ので朝比奈だったら思いつかなかった帯
でした。