大正時代の畳紙 玄冶店福田屋 | naosukeのきままなブログ

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和物好きな、服飾系店番人の日々の気づきや発見、さまざまなことを気ままにつづっています。
くいしんぼうなので、食べ物にも興味深々(p_-)

大正時代の畳紙 玄冶店福田屋

店に戦前の畳紙があります。祖父が生前
にお客様から「お母様のもの」と頂いた
ものです。今の畳紙と比べるとひと回り
小さく、手書きで素朴な感じです。

玄冶店(げんやだな) 福田屋

関東大震災で焼失するまで福田屋は今の
人形町、歌舞伎でおなじみの源氏店のも
とになった玄冶店にありました。

震災後、本家は永田町に祖父は浜町に、
その後赤坂に移転しました。関東大震災
から94年。玄冶店福田屋の畳紙は貴重で
す。

いつの頃の畳紙かはてなマーク

お客様のお母様のご実家である男爵家に
納めたもの。お母様は明治33年生まれ、
お客様は大正12年生まれなので大正時代
前半の納品だと思います。

詳しい事は父も知りませんでしたがウィ
キなどで調べられ、おおよその見当がつ
けられました。便利な世の中ですね。

大正時代の畳紙 玄冶店福田屋

お客様の名前のない畳紙がもう一枚あり
ました。こちらは手がかり全くなし。

昔の「御誂」の文字、使ってみようかな?