昔の下絵 刀の鍔柄 | naosukeのきままなブログ

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和物好きな、服飾系店番人の日々の気づきや発見、さまざまなことを気ままにつづっています。
くいしんぼうなので、食べ物にも興味深々(p_-)

いま少しづつ店の下絵を整理しています
ざっくりと分けてあるだけなので見たい
時に見たい下絵がさっと出てこないので

空襲が激しくなる前に下絵も一緒に疎開
させたので戦前の下絵や参考本が残って
います
(今の時代には合わないのもありますが)

刀の鍔の下絵です
刀の鍔 下絵

馬の字、鳥居、木の葉、松梅桜、鹿。他に
鶴・龍・波・菊花・竹もありました。帯にした
か着物にしたか父も見たことはないと。

今はネットで簡単に検索出来ますが当時
は美術工芸展等の目録が情報源だった
ようです

木の葉透鐵鍔

手本にした資料も何点がありました


以前作った左右海鼠透鍔の染帯(太鼓)

染帯 海鼠透鍔柄


地色を先に染めて白上がりに顔料で色を
挿します。染料よりも盛り上がった感じが
出せます(前の柄)

染帯 海鼠透鍔柄 色挿し


柄の選び方・配置・配色により全然違う物
になり。次は大小つけて比翼にしようかと
考えています