廓文章 紙衣をイメージした小紋 | naosukeのきままなブログ

naosukeのきままなブログ

和物好きな、服飾系店番人の日々の気づきや発見、さまざまなことを気ままにつづっています。
くいしんぼうなので、食べ物にも興味深々(p_-)

歌舞伎「廓文章」で実家から勘当された
伊左衛門が身に付けているのが和紙で
仕立てた着物「紙衣・かみこ」です。落ち
ぶれて身をやつした姿です。

そこいらの和紙を何でもかんでも集めて
作ったのではなく、夕霧の恋文で仕立て
るなんぞ色男ですね。

小紋 文字模様

恋文で仕立てられた紙衣をイメージした
文字模様の小紋の型です。戦後に作った
型で、謡本から言葉を選んだようですが
何がなんだか私には・・・

継ぎ接ぎを染分けで表現しようかと思って
います。

歌舞伎衣装の様に縦横できっちりと染め
分けると面白くないので継ぎ接ぎらしく不
規則に散らしそうかな?

濃い目のグレーと紫の2色なぞ

他にも助六が母満江が仕立てた紙衣を
着ていますね。