帯地 地紋付きが少なくなっています | naosukeのきままなブログ

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和物好きな、服飾系店番人の日々の気づきや発見、さまざまなことを気ままにつづっています。
くいしんぼうなので、食べ物にも興味深々(p_-)

いま、帯の図柄を「鱗尽し」で考えています


明治座11月公演は「高時」でした
北条高時の衣装は三つ鱗が並んでいます


「高時」を見た父は最近鱗柄の帯を作って
ないので鱗柄の帯を作りたいと



鱗模様は能や歌舞伎の衣装にもあり、鬼女
や蛇の化身、女性の執念を象徴します


また、魔除け・厄除けの模様でもあります



他に鱗柄は道成寺の衣装にもあります
道成寺の四天は鱗四天といって赤梅鱗です




図柄を「鱗尽し」にするなら地紋も鱗にしたい
と思い問屋さんに手配を依頼すると、取り
扱いの織屋さんでは鱗地紋の帯を織ってい
ないとか叫び




他の問屋さんにも調べてもらっていますが

需要が減ると品目を絞らざるを得なくなる
のですね


今のうちに仕入れておくべきか・・・