紀尾井小ホールでの一般財団法人古曲会
主催・古曲演奏会に行ってきました
古曲とは三味線音楽の分類で17~18世紀
に出来た河東節(かとうぶし)、一中節
(いっちゅうぶし)、宮薗節(みやぞの
ぶし)、荻江節(おぎえぶし)の4種類。
今では演奏者が少なく(財)古曲会が保存
普及を図っています
馴染みのない私には歌詞集は心強い見方
です
歌舞伎「助六」にでる河東節はお馴染み
ですが、一中節、荻江節、宮薗節をちゃ
んと聞くのは今回が始めてです
一中節は京都で都太夫一中(1650~1724)
が創始した浄瑠璃。都派、菅野派、宇治
派があります
河東節は江戸で十寸見河東(1684~1725)
が創始した浄瑠璃。「助六所縁江戸桜」
に河東節十寸見会が御簾内で出ます
宮薗節は京都で宮古路薗八が創始した浄
瑠璃。
以上3つは浄瑠璃ですが、荻江節は18世
紀後半に長唄から派生しました。
古曲と一括りしても、まだ私には違いや
良さが良くわからず。もう少し聞かない
とだめですね
鳴り物が入らない三味線だけの曲を8曲
をたっぷり2時間半。どっぷりと「和」
に浸る事が出来ました