絹の浴衣と言うと小千谷縮が思い出されま
すが、昔は縮緬で浴衣を作っていました
踊りの方や花柳界に納めていたので舞台や
お座敷、おさらい等の衣装として作ったの
だと思います。本当に湯上りに着た訳では
ないと思われますが。
しかも、型染めではなく手描き友禅で絵羽
付けした柄です。つまり、作る手間は裏地
の付かない白地の訪問着と言えます
戦前はかなり作った様ですが戦後は昭和30
~40年頃に何点か作っただけだそうです。
かれこれ50年近く前の事
下絵を探しているのですがまだ見つからず、
父の記憶では波と流水を組み合わせた柄を
白地に濃い鼠で染めたそうです
流石にこれを復刻する勇気はないかな・・・