お客様のお宅で素敵な絵を見せて頂きました。
何回かお邪魔していたのですが今まで気付き
ませんでした
伺うと花柳章太郎の絵が2枚
蚊帳を吊った部屋で三味線を持つ後ろ姿の女
性の絵と雪の中に立つ女性の絵
雪に赤大名の着物、背景には水辺があります。
これは「明治一代女」のお梅さんでは?なら
ば後ろは浜町河岸という事になります
でも、三味線を持つ女性の絵はわかりません。
花柳章太郎を敬愛する父に聞きましたが思い
当たらないと、残念!
しかし、なんとなく赤大名が私の印象と違う
様に感じました
花柳章太郎没後に生まれた私には求龍堂発行
の「花柳章太郎 舞台衣装」という本が貴重
な情報源です
掲載のカラー写真と絵の着物、赤大名は同じ
でも袖の長さや八掛が違いますね。絵の方が
鮮やかですね
よくよく見ると白黒の小さい写真の衣装が絵
と同じ様です。
絵のお陰で見逃しに気付きました。
♪ 大雪や 女の傘の持ち重み
河岸にしだれし枯れ柳
火影ほのめくガス燈火
赤大名に献上の
あだな潰しのもつれ髪
ほんに辛気な渋蛇の目 ♪