赤穂浪士の討ち入りを明日にひかえて
笹売りに身をやつした赤穂の浪人大高
源吾が両国橋で俳諧師・宝井其角と
久し振りに再開します
別れ際
「年の瀬や 水の流れと 人の身は」
と其角が詠むと
「明日待たるゝ その宝船」
と源吾が返します
このやり取りと殿様の態度の変わり方
が好きな 「松浦の太鼓」
今風に言えば忠臣蔵のスピンオフ作品
とでもいいましょうか
高校時代から20代まで時々NHK教育
TV「劇場中継」を録画していました
(当時はソニー製ベータビデオでした)
昭和50年代後半ころの京都南座顔見世
興行かと(記録不完全のため・・・)
討ち入りが近づくと懐かしくて見てい
ます
松浦侯 17代目中村勘三郎
宝井其角 13代目片岡仁左衛門
大高源吾 2代目中村吉右衛門
お縫い 6代目澤村藤十郎
家来 5代目中村歌六
9代目市村家橘
3代目中村歌昇
(現・中村又五郎)
中村智太郎(現・中村翫雀)
5代目中村勘九郎
(18代目中村勘三郎)
其角はその付句の真意が分からぬまま
松浦侯のお屋敷に向かいます
舞台は両国橋の西詰、其角の住まいは
茅場町、これから両国橋を渡って本所
の松浦侯のお屋敷に向かいます
「影となり 日向ともなる 庭の花
禄は盗まぬ 鶯の声」
明日、12月14日は
赤穂浪士 吉良上野介邸に
討ち入りの日ですね