縁石を確かめるように白い杖を振りながらゆっくりと
歩いている方をお見かけました。伺うと目薬をもらい
に薬局に行くところでしたので、先導を申し出ました。
ご高齢の方だったのでゆっくり歩きながら「その位の
歩速でいいですか?」と伺ったところちょうどいいと。
一緒に歩いていると
「そろそろ交差点ですね」
「もうコンビニですね」
先導者と歩く時は杖を振りませんから何故わかるのか
と素直に伺いました。
私の予想は、視力の代わりに聴覚が発達して音の反射
等で街並みがわかるのかな?(蝙蝠的ですが)
その方は足の裏の感触、路面の特徴で現在地がわかる
そうです。ゆっくり歩いて足の裏の感触でどこを歩い
ているかがわかると。
なので、先導者の歩速が早いと道路の特徴がつかめず
困るそうです。
今まで駅の構内でお見かけする事が多かったので点字
ブロックに沿って移動効率良く先導していましたが、
もっと気を配るべきでした。
駅構内等の短距離のお手伝いでは順路の確認が中心で
あまり会話をする事はありません。
今回は今まで気付かなかった事を教えて頂きました。