河東節の歌詞
思ひ出見世(でみせ)やすががきの、
音締(ねじ)めの撥(ばち)に招か
れてそれといはねどかほよ鳥、間夫
(まぶ)の名取の草の花・・・
ここで花道から助六が登場します。
歌は続き
「この鉢巻のご不審か?」
と、助六の台詞
河東節が受けて、助六が踊ります
歌詞
此の鉢巻は過ぎし頃、ゆかりの筋の紫
も、君が許しの色見えて、移り変らで
常磐木(ときわぎ)の、待つも刷毛先
すき額(びたひ)・・・
と歌・踊りが続きます
最後の歌詞
しんぞ、命を揚巻の、これ助六が前渡
り、風情なりける次第なり。
で河東節の出番は終わります。十寸見
会の方は舞台を降ります。
歌舞伎で演奏される河東節は今では
この一曲です。
中田英寿さんも挑戦!
元サッカー選手の中田英寿さんが自身
のHPで河東節に挑戦された記事を
載せています
nakata.net ReVALUE NIPPON
粋でいなせな江戸の音楽
「河東節三味線 山彦千子」
http://nakata.net/rnp/area/6610/