久し振り 長唄三味線の稽古 | naosukeのきままなブログ

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和物好きな、服飾系店番人の日々の気づきや発見、さまざまなことを気ままにつづっています。
くいしんぼうなので、食べ物にも興味深々(p_-)


と言っても、私がお稽古をしている訳ではあり
ませんよ。仕事の流れで父を送り、お稽古場を
拝見しただけです。懐かしい光景でした。何故


かというと、亡くなった叔父が長唄の三味線を
教えていたからです。叔父と言っても明治42年
生、祖母と同世代ですから随分と昔の人です。


杵屋勝東治さん(俳優勝新太郎さん父)と同い
年で遊び仲間、仕事仲間だったそうです。
母が叔父の家にお稽古に通っていたので子供の


私も付いて行っていました。なのでお三味線の
稽古風景は身近で、懐かしい光景だったのです。
でも、高学年になると、お稽古に付いて行く


事もなくなり、おさらい会はとても退屈なもの
になりましたが。



「江戸では貧しくても庶民がよくお稽古をした
ので、街中至る所で三味線の音が聞こえたが、

いまの東京では聞こえてこなくなった。便利で
豊かになっても文化的には後退したんだよ。」

よく叔父が言ってました



それでも子供の頃の下町ではまだ三味線の音が
聞こえていましたね。今は殆ど聞いた事ありま
せんね。(車内で歌舞伎下座音楽を聴く時は窓
を開けて街中に聞こえるようにしていますビックリマーク


私もお稽古していないので偉そうな事は言えま

せんけど。