始めての湯治宿でした。
湯治ならば自炊であるべきと食材も持って行きまし
た。なにせ山の中の一軒宿ですからお店なんかはあ
りません。バスも一日2便ですから買い行けません。
建物は安政年間の建築、1854~1859年に建てられ
た事になります。行ったのは昨年の2月、すきま風
もあり炬燵だけではかなり寒かったです。でも、明
治時代の建物の方がもっと寒いそうなのでこの時期
は使っていないそうです。(ストーブが使える部屋
は暖かいと思いますよ)
天狗の湯(ここのシンボル)
源泉は裏山の上でとても湯量が豊富な温泉です。
ジャバジャバと浴槽に注がれています。温度調整用
にホースから水が出ています、湧き水でしょうか。
このお風呂がここのメインですが、混浴で脱衣所も
ないので女性には厳しいかも。天狗の湯の奥に打た
せ湯と戸締りが出来る家族風呂的な小さいお風呂が
あります。
川原の湯
増築した白木の新しい露天風呂です。男湯から砂防
ダムの滝が望めます。
泳ぎ湯
源泉掛け流しの温水プールです。これだけ広いと冬
は少しぬるいですがこの開放感はたまりませんね。
山の端がら遅めの朝日が拝めます。
相の湯
本館から一度出ます。温泉プールの隣にある建物で
す。他のお風呂よりちょっと熱めに感じました。
天狗の湯も相の湯も屋根がありますが壁と屋根の間
が空いていて通風を確保しています。よって、冬期
は寒い構造です。これも自然のうちと楽しめるか、
心臓に悪いと用心するか。芽の湯は女性専用なので
詳細はわかりません。
こんなに個性的な温泉宿は滅多にないと思います。
とにかく湯量は豊富でお風呂も多いです。お湯だけ
が目的なら充分に楽しめます。古い建物に泊まる場
合は断熱性・遮音性は低く、快適性は求められませ
ん。逆にこれを楽しむ位でないと・・・。好き嫌いが
はっきり分かれる温泉ですね。冬は条件が厳しい立
地(登山客が利用するルート)ですが、新緑のころ
から混み出すそうです。元々、知る人ぞ知る有名な
温泉らしいです。新緑の頃再訪しようと思ってます
が、個人的には冬の方が面白いかも。
天狗の湯
胃腸に効く そうです。適量ならば効きますが、
飲み過ぎると逆効果になりなす。ペットボトルに
持って帰りましたが適量を掴むのは難しい。
宿には2匹の猫がいます。こっちは若い衆。
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