大人になって始めて古典芸能を観ようとしても
なかなか敷居は高い様ですね。やはり、子供の
頃から親子で楽しむ方がいいでしょう。
娯楽が少なかった昔は、今の古典芸能は現役の
「娯楽」であったはずですから。もっと気軽
に親子で観たいですね。(ものによっては料金が
お気軽ではありませんが)難しい「芸術」なんで
思わずに楽しいと思ってくれたらしめたもの。
ゲームやiPodには無い、昔からある言葉・
風習・物語に触れて欲しいのです。心に残れば
子供が成長しても観る機会はあるはず。デート
で行ったり、いつか自分の家族で観に行く様に
なってくれればいいと。でも、肝心なのは面白
い物を見せる事。つまらないもの見せては逆
効果。これは親の責任ですね。(親が好きな物
は多少線引きが異なりますが・・・)
5月の国立劇場文楽公演は
「寿式三番叟」と「心中天網島」
三番叟は五穀豊穣・天下泰平を祈る舞。日本の
祷り・舞の原点で様々な芸能に通じるの。是非
見せたいと思っていたもの。天網島は心中物な
ので、ちょっと中学生にはどうかと思ったので
すが、当時の文楽は今のサスペンス劇場なので
不自然な選択ではないでしょう、名作ですし。
と決定しました。