羽織と半纏 | naosukeのきままなブログ

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和物好きな、服飾系店番人の日々の気づきや発見、さまざまなことを気ままにつづっています。
くいしんぼうなので、食べ物にも興味深々(p_-)

昔に録画した芝居を時々見ています。

今日は
「天衣紛上野初花」(昭和64年国立劇場)


 片岡直次郎      尾上菊五郎
 花魁三千歳      坂東玉三郎
 按摩丈賀       河原崎権十郎
 くらやみの丑松    尾上松鶴
 蕎麦屋亭主仁八    坂東弥五郎     
 女房おかよ      市村鶴蔵



naosukeのきままなブログ-上野初花



画面がアナログですね



「藍微塵の袷に七・五・三 五分まわしの
 着物に 下馬を付けて いなせに着る」


直侍や与三朗の様なちょっと悪役の着方だと
義父に教わっていましたが、ビデオの直侍は
襦袢を来ていて下馬は付けてませんでした。

なんで?



話題は半纏に


直侍が着ている藍微塵の着物と唐桟の半纏だ

と。よく見ると、襟は折っていないし、黒い

衿が付いているし、羽織紐もない。


てっきり羽織と思ってました。羽織は武士や

商人が着て、庶民は半纏を着ていたそうです。


半纏の衿は黒繻子、裾より衿の幅分だけ残し

て衿を付けるそうです。