初速ラグって、絶対ありますよね。
どんな排気量のバイクでも。
立ち上がりで一瞬タイムラグがある感じ。
なんでだろーって考えてたら、分かりました。
自転車でも、走り出しが一番ペダルが重いわけです。
バイクだって、ターンで速度が落ちてからの加速が一番ツライ。
そういえば、VTRも、速度が乗ってからは結構進んでくれる感覚があります。
ていうことで、進みを止めないライディングの重要性ってものに気づきます。
「白バイのリーンイン」って、なぜか皆憧れてますよね。
でもでも、あのフォームって、いつかはしなくなります。
HMSでも、上級ほどやっている人はいませんね。
なんでかっていうと、『体を入れる方向が違うからなのでは』って考えています。
白バイリーンインって、体を「横へ」投げ出すようにしていますよね。
でもですよ、バイクは弧を描いて(赤線)倒れていくわけです。
それに対して、体を横へ(青矢印)伸ばすと、バイクが倒れるべき向き(赤矢印)とは異なってくるように感じます。
これでは、『荷重』にはなりません。
バイクの倒れていく向きと、体の力を与えている方向が違うわけですから、それはバイクに伝わっているとはいえないと思うのです。
本来、弧を描いていくなら、体を入れる向きは、『斜め下』だと思います。
すると、それほどリーンインの姿勢にはならなくなります。
つまり、体を“入れる”のではなく、体を“斜め下に落とす”という表現が、本当は正しいのではないでしょうか。
その根拠は、ここにもあります。
みんなの憧れ、乃木坂46。
これは体を“入れて”いますか? “落として”いますか?
僕は、後者にみえます。
だって、足の向きも考えてみてください。
そもそも、白バイリーンインにしている人は、たいていの場合、うしろから見ると、リーンインの効果が出ていないようです。
どういうことかというと、車体「も」倒れているから。
これは、単に車体と人間の動きが分離しているだけです。
この状態は、「車体を倒さないようにしている」というよりはむしろ、『車体を(体の角度ほど)倒せていないだけ』という状態なのではないでしょうか。
つまり、リーンインというよりは、『体を傾けたけど、車体は傾けられなーイン』です(決まったゼ)
何を隠そう、僕が中級時代によくイントラさんに指摘されていました。
傾けるなら傾ける、傾けないなら傾けない、好きならば好きだといおう。
ハッキリした男になりたいものです。
会いたかったYES!