I am 有袋類 🦘
難儀を強いられた発熱もおさまり
しばらくの間はお腹に造った人工肛門から
💩を排出する
手術後、回復を見て食事が始まるのだが
食べ物が入ったとたん
ギュルギュループリプリィーと
ストマから排泄が始まる
最初は黒っぽい液体だけだったのが
次第に💩っぽくなってきた
そして「熱い!」
腸内の温度は40度くらいあるのかな?
パウチに溜まるとジワりと熱を感じる
もう一つ「重い!」
少量の便が溜まっただけでズシリと
重さを感じるんだ
パウチ(袋)を見つめながら思う・・・
こうやって食べ物を栄養に変え
血となり肉となり命を支えているんだ
神秘さえ感じさせる働きだ
💩よ、お前も辛いのう・・・
生命維持の為に摂った食物が姿を変え
体の外に出た途端
「Shit!」とか言われて
嫌われ者になる。。。
お前は生命の営みそのものなのに
ストマの一件がなければ
今日食べたものが明日にはお尻から出てくる
ただそれだけとしか思わなかっただろう
私は「有袋類」に進化して
ひとつ賢くなったのだ
💩は「命」そのものだと学習した
懲りない面々
今年の「夏の甲子園」は
例年以上に良い試合ばかり
ネットで中継もされているから
熱い試合を高画質で楽しむことができた
入院生活も10日を超え
回復を待つばかり・・ある意味
ワンパターンになりつつあった
できるだけ歩くようにしてください
こう言われているので
夕飯が済んだら
病棟内をスタスタと散歩するのだが
それに飽きると「ラウンジ」という
談話スペースでストレッチをしたりしていた
今どきの「甲子園」はナイターである
あまりの酷暑の為
昼間を避けて朝・夜と試合を振り分けている
時代は変わったものだ
散歩タイムは、ちょうど第四試合くらいで
ラウンジではTVの前に
おなじみの顔ぶれが熱心に試合を観ている
「おお!」
「行けっ!三塁に進め!」
「よっしゃ!逆転だ」
私も遠巻きで試合を観ているのだが
その面々、ただならぬ雰囲気であった
「あー・・今日もダメだったな」
「合わせて2枚な!」
2枚?何の事かと思ったが
懐からTVカードを出して、渋々と相手に渡している
ピンと来た
このオッサンたち「にぎってんな」!
入院先でさえギャンブるとは
全く豪気なものだ
とかく退屈な入院生活
こんな刺激があってもいいだろう
むしろ「元気でよろしい」と心で笑ってしまった
甲子園・病院のラウンジ
腸内活動と同じくらい「熱い夜」であった😁

