母が入院、その後は介護施設で過ごす事となる
部屋代、食事・・おむつ・・・
胃が痛くなる請求書の額面
この手の話は、私の乱文より
余程上手に綴られている方が多くいらっしゃるので
省くことにしよう
医療の進歩の功罪
冬の寒さが一段と堪える朝
母は息を引き取った
覚悟はしていたが
備えはしていない・・・これが悪手だった
何故なら
最後の備えをする余力を失ってしまっていたから
これまで、入院・介護に必要だった金額 数百万
死亡時、それらを賄える保険「未加入」
払うしかない・・・
ここに来て、さらに「葬儀費用」
「もうウチはお金だせないから!」
摩擦はますます過熱して、そして焦げ付いた。
無理もない展開だ。
これまでに祖父・祖母と葬式を「出す側」として
経験をしてきた。
当時は「お通夜」「告別式」そして火葬と
ワンセットとして執り行う事が標準とされてきた。
この地方でのやり方になるが・・
質素な葬儀としても100~150万
チョイと派手にやろうとすれば「天井知らず」
昭和終わりから平成にかけての相場
大きく外してはいない金額かと思う。
生前に十分な備えをされていれば
バッチコイで収まるかも知れない
その側の方なら、ここから以降は
この記事を読む必要もない。
不快に思われるかも知れない
不謹慎と言われるかも知れない
だが、削除覚悟であえて書く
医療の進歩でなかなか死ねない
これが医療・介護費用の高額化を招き
周囲を金銭地獄に陥れる要因になる。
言っておくが
医療の高度化を非難している訳ではない
それによって救われる命も数多くあるだろう
だが
なし崩しに高度な延命治療にスライドしたら
家族はそれを止める事はできない
「治療」する側も、いつその時が訪れるかを
予測できない・・あとは先述の通りに
すべてが歪み始める
一番大切な物を置き去りにして・・・

