表題が長いっ
かつてのイタリア国民車フィアット・パンダ
その名の由来は、開発車両の
白黒ボディカラーから思いついたそうです。
141と呼ばれる1stパンダ
シンプルで可愛い見た目と
キビキビとした動力性能を併せ持った
名車・・になってきましたw
一時期は見向きもされず粗大ゴ◯扱いだったのが
昨今の旧車ブームの追い風で
人気が復活しているようですね。
今頃チヤホヤせずに
前から大事にしてやれよーと思うのです。
さて本題
ド初期のパンダ
と言ってもエンジンはシンプルながらも
コンピューターでキッチリ制御されています。
でも、燃えちゃうんですねー
Magneti Marelli マニエッティマレリ IAW6F.SJ
ご依頼のショップ様でも
すでに数台、燃えちゃってるらしいです。
現物を見て・・修理は厳しいものと判断しました。
過去に同様のトラブルが起きてしまったユニットも
お借りしたのですが、どれも似た状態です。。。
以前は何とか中古ユニットを見つける事ができたので
それを取り付けてしのいで来られたそうですが
ここにきて、ついに中古ユニットも枯渇。
絶体絶命か?といったタイミングでのご相談でした。
問題としては
IAW 6F .SJ←エスジェイが無い!
細かく調べてみると
当時のフィアットはモデルや排気量で
末尾の記号バリエーション
がたくさんあるようです。
海外でもSJは見当たらず
どうするか?
数あるバリエーションの中
IAW6F.チョメチョメが近いみたい
海外から取り寄せました。
勝負だパンダくん!
コネクターからして違う...orz 負け戦か。。。
これしきで諦めてたまるか!
コネクターなんかコンバートしてやるぜ
コネクターもCPUも
正常稼働品へ引っ越し完了
準備を整えてご依頼主様へ返送🚛
後日の☎にて...
エンジンかかりません
対策は万全だったハズ・・・
でも現実は厳しいのです。
不便をかけてしまった事をお詫びしながら
残る可能性を整理します。
問題ないであろうと見ていたCPUが
基板のショートの影響で壊れたか。。。
幸いに、故障基板から
部品を取り出して良いとの
許可がありましたので
再び勝負だっ!
CPUチェーンジ
無事にパンダはエンジン始動!
異常無し
ご依頼主様の協力の下
長い戦いに幕が下りたのでした。。。
ご依頼、誠にありがとうございましたm(_ _)m