マウスコンピューター LM-i730S-P22L

       Core i7-2600 3.4GHz

 

お世話になっている業者さんで愛用のデスクトップPC

 

これまで電源故障のマイナートラブルは有ったものの

超安定稼働で使い続けていたある日

急にOSが不安定になり停止。。。

どうしたものかと内部を観察すると

長年のホコリの堆積を確認

これが原因かと、エアダスター(10kg/cm!の現場仕様)で

念入りに清掃したそうです。

ところが、そのままPCはウンともスンとも

BIOSすら立ち上がらなくなってしまいました。

 

困り果てて救援の電話を受けたわけですが

コネクター等の差し込みが外れたりしてない?etc...

基本的な箇所を確認するようアドバイスをしたものの

やはり復旧できない模様。

 

業務に関する膨大な資料を管理しているPCだけに

長時間の停止は痛いものです

 

近くなのでPCごと持っていくわ ! で

預かりました。

 

電源の故障では?と

私の手持ちのユニットを付け替えてテスト

・・・変わらない

DDR3メモリーも手持ちとチェンジ

・・・変わらない

注意深く見ていると電源ONで

一瞬CPUクーラーのファンが回って停止するようです

電源供給のコンデンサが逝ったか?

 

 

CPUクーラー・CPUを外し様子を観察します。

ソケットはLGA1155

CPUの接触ランドは結構汚れていますので

IPAで洗浄しておきましょう。

 

この時点でマザーボードを取り外してしまったほうが

細部を点検しやすいと判断して分解・・・うーん

 

マザーボートは MSI H61MU-S01(B3)

市販もされていたモデルだったと思います。

 

しげしげと目視して

 

ん?

 

あれ?

 

 

あららーっ!

 

CPUソケットのピンがひっくり返ってる!

まじかよー、どうしてこうなっちゃたの?

 

クーラー外した? 

         外した

CPUって外した?

          NO

 

状況から判断すると

CPUクーラーを取り外した状態で

1Mpa以上の強力な圧縮空気をぶっ込んだら

あまりの風圧でCPUソケットのピンがひっくり返った??

信じられないけど、ホントの話(笑)

 

ひっくり返ったピンを元に戻すと

恐らく破損するでしょう

破損させなくても安定動作には不安が残ります。

 

幸いに中古のマザーボードが見つかったので

今回はボード交換で対策をすることにしました。

マウスコンピュータは市販品を組み込んであるので

トラブルの時は入れ替えが効くのが良いですね。

 

大抵はメーカー特注のマザーボードで

損傷が起きた場合は

代替部品が無くて困るパターンなのですが

今回は助かった!

 

マザーボードを交換して

無事に起動成功!Bios設定を行って復旧完了です。

 

今回はちょっと信じられないトラブルでした。

エアブローに気をつけろっ!(笑)