スズキ ISCV 焼付きからECUを巻き込むトラブル キャリートラック エブリイ ジムニー とか | なおそうやのブログ

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さて、お仕事は毎日忙しくさせて頂いております。

 

知り合いのショップさんからSOS・・・

 

スズキキャリートラック 

 

農道のポルシェ・・いやあれはスバルか・・

 

話によると

お客様から「アイドリング不調」の修理で預かった一台があり

定番のISCV(アイドルスピードコントロールバルブ)

スズキはISCというのかな?

 

いつもの下手絵を書いてみました。

アイドリング時の吸入空気量を制御して

アイドル回転数を保つ為のモーターですね。

このモーターが細かく動いて

常に設定されたアイドル回転数になるよう

空気量を制御しています。

 

最近はスロットルバルブだけで

アイドル回転数を調整する方式が増えて

ISCVによる制御は無くなりつつありますが

まだまだ現役のデバイスであります。

 

ちょいと前のスズキのISCVのトラブルは定番らしく

カーボンの詰まりや、モーターの焼付きが多く見られます。

 

この場合はISCVを交換して終わり!としたいところですが

スズキディーラーに問い合わせると

「ISCVとECUをセットで交換してください」と言われてしまうらしい・・

 

Q どうして?ちなみにお幾ら?

A 12万円 

 

ひええええ・・・マジっすか。

 

その理由は

 

→ISCVが壊れる

→その多くは昇天する前に過電流を喰ってしまう

→結果、ISCVを監督しているECU(エンジンコンピューター)に

 負担がかかりこちらもダメージを喰らう

→ISCVだけ替えても手遅れで直らない

 

今回は、お客様の車輌が件のトラブル

 

→多分ISCVだろう・・・いやコンピューターかな

→ウチの自家用に同じキャリイがあったな

→コンピューター付け替えて見るか?(すでにISCV故障中)

→あれ?コンピューター付け替えても直らん

→元に戻そう 

→あれ?正常な車輌も壊れちゃった

 

10万超えの修理費用がかかるとの結論で

お客様車輌は、協議の結果「廃車」になったそうですが

何の気なしにエンジンコンピューターを付け替えた側も

10万超えの負担に・・・非常に困った状況になった様子。

 

何とかしてあげたいなとコンピューターを預かって・・・

 

開腹しました。

 

実はスズキに精通している先輩から

完全に「逝った」ECUのサンプルを以前に貰っていて

「ECU内部はこうなるのか・・・」と分析をしていました。

 

 

完全に壊れたヤツ・・・

部品がぶっ飛んでいますね。

これはサッと掃除をしたあとですので

キレイに見えますが、受領したときはまっ黒焦げでした(笑)

 

 

さて、今回の困ったヤツ・・・

お分かりだろうか・・・頑張り過ぎて焦げかけている部品

 

危なかったなー、燃える寸前でした。

 

さて、ここを修理すればOK牧場となるのですが

この正体が判らない・・・この手のパッケージには

品番が書かれていないのですよ。

 

どうするか・・・

 

想像する! いやISCVのコントロールですから

多分アレ、、、かな?

 

配線図を頼りに

制御方法がコレなら該当するデバイスはアレ・・・

 

 

 

経緯をお話して「やってみてください」と快諾を得たので

チャレンジですね。

 

結果 直った!笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

よかったよかった!

お礼の電話も頂いて、気持ちもスッキリ。

 

今回は被害が最小限に収まっていたので

それもラッキーでした。

とても勉強になった一件でした。

 

重症な個体も直せないかな-・・・なんて

ちょっと考えております。