いつの頃だったか忘れるほど時間が経ってしまいまいした。
コツコツ作業は進めております。
無造作なフレットをキレイサッパリ取っ払った黒レスポールですが
続いて「愛の球面仕上げ」の為の下準備をします。

ギブソン系のギターって
ヘッドに角度がついているし、ネックは取外しができないので
作業性を保つ為「ネックジグ」にくくりつけます。
本来は弦を張った状態を再現するための道具ですが
固定ジグとしても便利に使えます。
場所を取りますけどね・・・

ラッシングベルトで固定

ネックができるだけ水平を保つように
ボディを傾けます。

いつもの事ですが
指板のアールにピッタリのフレットを作ってと

これをしっかりやらないと球面仕上げの寸法がズレてしまいます

大まかに切り出したフレットを
指板幅ギリギリにエンドニッパーで揃えます

タングニッパーで両端をカット

おもちゃ旋盤に砥石を付けて
フレットの端面を丸く仕上げておきます。

ちょっとポンボケですがイメージ通りになりました

全てのフレットを仮止めして
サイズの確認・・・納得の行くまで修正を繰り返します。
◯およそ1ヶ月放置・・・

ふやかしておいたニカワを湯煎して溶かします・・・うう、くさっ
指板の木を締める為、ニカワを充填するのが私流。

フレットを打つ直前
これでサーッと縦に磨ける最後となりますので
指板の状態を最終確認します。

さきほどフレット「打ち」と表現しましたが
私はトンカチでパンパンと打つ方法ではなく
プレスで圧入するやり方です。
レスポールタイプは、ハイ側フレットの圧入には一工夫が必要です。
Rの合ったアルミブレーシングをガイドにして
クランプで締め上げて行きます。
フレット溝にニカワを充填しての作業で
手際よく進める必要がありますので、写真を取るヒマがありません。
いや撮り忘れたわけじゃないっすよ。

テンポよくプレスしてゆきます。

ハイフレット側を装着したら
ネックジグから降ろし、テーブル上でどんどんプレスして行きます。

ネック幅一杯にフレット有効長を持たせた
「愛の球面仕上げ」
手間暇はかかりますが、弦落ち防止にはこれが一番でしょう。

最後の「愛情」クランプ固め
ニカワが硬化するまで、このまましばらくお休み頂きましょう。
それでは次回へ・・・