GM Tech2 修理風景
Tech2と言う機械は、本体とVCI(ビークルコミニュケーションインターフェイス)と言う部品が
内部で合体しているワケです。
そのVCIに長~いケーブルがぶら下がって、その荷重をVCIが受け持つ形になっています。
そうなると、長い年月での使用や荒い扱い、もしくは落下させたりすると
VCIのコネクターが損傷してしまうんですね。
こうなると、Tech2の動作が不安定になり
とてもじゃないですが車輌の診断ができるような状態では無くなります。
通常はダマシダマシで使い続けるか・・・諦めるかになってしまいますが
私に言わせれば
まだだっ!たかがメインコネクターをやれらただけだっ!
Tech2の基板を取り外したところです。
取り外しにはコツが要りますので、良い子はマネしちゃダメですよ!
コネクターがアジア製に変わってから、特にこのトラブルが多く見受けられます。
今回もコネクター内部の接点となるピンが折れてしまっていました。
(写真を撮り忘れてしまいました・・・)
無論、このような作業は精密な作業が必要とされます。
今回はコネクターの交換ですが、100本近くのピンがハンダ付けされており
取り外しには細心の注意が必要です。
基板を傷めないように、コネクターのピンをバシバシと切断し
コネクター側を壊しながら、基板を守る作戦をとります。
Tech2にとって重要なパーツですから
国産メーカーのしっかりとしたコネクターを装着します。<-- 重要です
ちょっと値は張りますが、ここはひとつ信頼性の高い物を使います。
ただ、ここで困った事があって
同じように見えるコネクターでも、取り付け高さやネジ位置が
微妙に違っているという現実が立ちはだかります。
ほんの1mmとかそれ以下の違いなのですが
精密さを要求される部分だけに”ごまかし”はききませんです。
当然、特殊な領域ですから市販のアダプターなど有るわけもなく。。。
で、どうするかと言うと・・・
無いものは作るっ
何かを加工して、アレしてコレしても悪くないのですが
細かな細工が必要なものは、3DCADで図面を起こして作ってしまったほうが
良い結果となる事が多いですね。
こんな感じて、3Dデータを作成します。
さあ、出番だ!がんばれ僕らのBlade-1 キュィィンン キュイン
(他のものを作っている動画ですが・・・)
正確に出力されました
何度も仮組みをして、フィッティングを確かめます。
ここで手を抜くと、Tech2本体とVCIが合体できなくなります。
バッチリ決まりました。後は念入りにハンダ付けをしていきます。
ハンダ付け作業の風景は、作業に集中する必要がある為
写真を撮ってはいませんが、妥協せず念入りに行いましたですよ。
組込みを入念に確認 上と同じ画像を使っておりますがツッコまないでね
点灯確認!無事に復活しました。
後は動作確認をして完了となります。
Tech2のウイークポイントであるコネクターを
信頼性の高い国産品としてやれば、長く安心して使える機器になりますね!
修理&アップデート完了です!
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