慢性痛の治療目標が嫌いなわけ | ♪ちひろの日記 with…♪

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♪CRPS type1(=RSD)と甲状腺がん。
二つの病と向き合い続けた記録です。結構壮絶だったと思うけど、振り返れば宝物とも思える日々☆彡
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以前から

「慢性疼痛診療ガイドライン」

 

Q:慢性疼痛治療における目標と最終目標は?

 

A:慢性疼痛患者の痛みをゼロにすることは困難である。

痛みの軽減は慢性疼痛治療の最終目標の一つではあるが、第一目標ではない。医療者は患者の痛みの管理を行いながら患者の生活の質(QOL)や、日常生活動作(ADL)を向上させることを治療の目標とすべきである

 

 

・・という項目が大嫌いでした←

 

ざっくり言うと

 

 

「慢性の痛み治療の第一目標は、

痛みを0にすることでは無く、患者が痛みにとらわれず生活を送れるようになること」・・みたいな。

 

 

頭では理解できるんだけど

気持ちが反発する。

 

 

その理由について

今まで言語化出来なかったのだけれど

前記事で思いっきりネガディブを綴って

初めて分かった気がしました。

 

QOLとかADLって

他人から見ても分かりやすい。

 

痛みのため出来なかった○○が出来るようになった、と。

 

○○は「笑えること」だったり

「歩けること」だったり

「就労」だったり

 

 

でも、

「できるけど疲れる」しんどさって

きっと当事者にしか分からない。

 

 

私は今、

多くの医療職者、家族、周囲の人の支えのもと

日常生活は同世代の多くの人と同じレベルでできているし

楽しいことも幸せなことも沢山ある。

 

でも

だから慢性痛治療の目標達成かと言われると

今感じている

なお残る痛みとしんどさについて

 

目標達成後の贅沢、

わがまま、受容できてないと言われている気がする

 

 

そもそも

 

「痛みゼロを目標としない」

 

って

医療側の逃げじゃ無いの?と思ったりもする

 

 

・・

 

 

「現時点の医療では

痛みゼロにすることが叶わない」

 

が、

 

しっくりくるのだけれどな。

 

・・・