前記事「チロルチョコより安い薬」の続きです
受診予定日の朝、
現主治医から院内PHSに着信
何事かと思ったら
「ごめんね、僕今日体調不良でこれから帰ることになって。
代診を先生に頼んだから、とりあえず処方してもらって、早めに次の予約をいれておいて~🙏」って・・
えっ
と思ったけど次の瞬間
「大丈夫です!
先生どうぞお大事になさって下さい」
っていうギャグみたいな返事をしてました
実は、この時までは、
供給不安定の薬はもう諦めて
元主治医が提案して下さった代替薬を処方してもらおうと考えていました。
でも、本当にお久しぶりの先生
に、いきなり、試したことの無い薬の処方をお願いするのは忍びない。
医師にとって、初めての薬を試すということは、薬が合わなかったときに生じる色々を引き受けることでもあるからです。
・・というわけで、
受診前にかかりつけ薬局へ電話
→在庫なし
薬の性格的にここはたくさん扱ってるのではないかと思った薬局に電話
→在庫なし
知り合いが多すぎて気が進まないけど背に腹はかえられないので大学病院門前薬局に電話
→「少々お待ち下さい・・現時点であと42錠あります」
「お取り置きとか・・ないですよね・・」
「申し訳ありませんが、率直に言って早い者勝ちです」
↑本当に率直 笑
そう言われると何としてもゲットしたい!
謎の決意と共に受診して
普段なら1日0.5錠なのを
先生に1日1錠×4週間分処方してもらい
処方箋FAXコーナーへ走り
・・・何とか28錠ゲットすることが出来ました。
これを1日半分ずつ飲むので、
あと8週間は大丈夫。やれやれ。
・・・・・・・・・・・・・
患者歴長いけれど、
こんなことをしたのは初めてです。
20年近くお世話になっているかかりつけ薬局さんに、浮気してごめんねみたいな謎の気持ちと、
もしかしたら私よりももっとこの薬を必要としている患者さんがいるかもしれないのに、という罪悪感を感じながら。
もし、元ペイン主治医に続けて診てもらっていたら、きっと躊躇なく代替薬に変更してもらっていたんだろうな。
もう空気のように当たり前の存在になっていて気付かなかったけれど
「何があってもすぐ先生が対応してくれる」という大きな安心感があってこそ、症状や生活の変化を恐がること無く過ごせてたんだね。