【なおあきブログ】ライブ会場での撮影問題について | 高橋亨明(タカハシナオアキ)のブログ

【なおあきブログ】ライブ会場での撮影問題について

ちょっと前にSNSでも書きましたが、

最近はもうSNS(Instagram、Twitter、Facebook)での投稿が多くなっているので、

このブログの立ち位置として、

@なおポップとしての宣伝や活動報告だけじゃなくて、

たまにタカハシナオアキとして思うことも自由に書いてこうかなと。

※そうゆうときのブログには【なおあきブログ】と目印つけますね。

優しい人でありたいし、人の粗よりいいところを見つける楽しさを生き甲斐にはしてますが、


本質が人に厳しいし、自分のことは棚にあげるし、口も悪いので、

場合によっては、不快に思う人もいるかもしれませんが、

あ、こいつの文章嫌いだな、と思った方は、以降ブログは読まなければいいと思ってます。

序盤からごめんなさい(笑)


いつでもあなたの人生の選択肢はあなたの自由だから。これだけは忘れないで欲しい。

日頃から人を叩いてる人は、別に目にしなくてもいいのにわざわざ叩ける人を見つけて固執して叩いている人がほとんど、実に滑稽だ。



さぁ、ここまで読んだだけで、めんどくさそうなやつだと思った方もいるかもしれませんが、まぁつらつらと書いていきますね。



ここでは、

みんながみんな気持ちよくなる文章、読みやすい文章という考えは、パッと分かる程度にとどめることを先に断っておきます。



どんなテーマで書いてほしいか、こないだSNSで呼び掛けたとき反応があった事柄から徐々に書いていきます。


ということで、さっそく音楽の現場に関わることにはなってしまいますが、


今日はライブ会場での撮影について、僕が思うことを。



これ、ここ何年かインディーズミュージシャンのライブ界隈じゃ引っ張りだこの話題のひとつですよね(笑)



個人的には、プロアマ問わず、撮りたいなら撮れば(撮らせてあげれば)いーじゃん。

というのが第一印象。



今の時代、アーティストと客席、昔はスッパリ切り分けられてたその関係が、そうじゃなくて、

客席で見てくれてるみなさんのSNSひとつひとつが僕たちの広告になってます。

撮った写真を、感想なんかと併せて広告として無料で挙げてもらえるわけだから、僕らミュージシャンにとっては、なんなら撮って載せていただいた方がいいわけ。



ただ、ここからが、このお題に興味津々な方には重要なことになってくると思うけど


"本気"で撮りたいのであれば、
(写真が上手いかどうかじゃなくて、気持ちの問題ね)



今撮るべきかそうじゃないかの判断、

撮り方についての判断、

これは愛があればちゃんとできる、もしくは"ちゃんと"とは何なのかを立ち止まって考えられるのが普通だと思ってます。

フラッシュはたかないとか、

バラードの演奏中の撮影は控えるとか(シャッター音うるさいし)、

これは歌い手に対してだけじゃなくて、周りで見ている人への配慮だとも思います。

(こっちが気にしてなくても、別のお客さんが気になっちゃってるのを見るのが一番苦しいです)


あ、フリーライブとか、投げ銭ライブとかは、正直規制ができないので、ある意味なんでもアリを受け入れるしかないと思ってます。

聞いてもらいたい場面で、

客席がカシャカシャやってるという状況は、こちら側の実力のなさなので、なんの言い訳もするべきではないとも思うし。


たまに相談されるんです。

ミュージシャンやイベント関係者はもちろん、ファンのみなさんからも。


撮りたい人もいれば、

撮ってる人がいるのを不快に思ってる人もいて。


どっちの言い分も分かるわけで(笑)


ミュージシャンの立ち位置として本音で言えば、

何枚か撮った、どころじゃなくて、ずーっと撮ってる姿を見ると、


(あなたは僕に)せっかく時間とお金と、何より気持ちを持って会いに来てくれてるのに、

レンズ越しでいいの?

とは思う。

そんな枚数あとから見る必要ある?

とも思う。


"今"しかない音を、あなたの耳に届けたいし、

そこから(肉眼で)見える景色を、脳裏に残して帰って欲しい。

その瞬間は二度と戻らないので。
(だから残したいの!と言われると話進まないですが笑)

見たもの聞いたことを忘れてしまうときが来るのなら、それはそれで自然なことなのに。



カメラに向かって歌ってるんじゃない

あなたに届いたらいいなって

なにか感じる瞬間があったらいいなって

歌っているわけ。


でも、写真や動画をどうしても撮りたい人から言うと、その行為が最優先なわけで。


乱暴な言い方をしたら、内心

「時間とお金使ってここにいるんだから、自由に撮らせてよ!」と思う人もいるのかもしれない。


一理あるよ。


でもね、例えば3000円というチケットの設定金額は、あなたがアーティストを"独占"していい金額じゃないんだ

"その会場を貸しきれる金額"でもないんだ。


そこでの演奏を聞きながら、その場を供にしているみんなと共存するための金額設定だと思ってます。


自分勝手に周りも気にせず、歌い手の何かを感じるわけでもなく、ただただ自分勝手に写真や動画を撮りまくりたいだけで来てるのなら20万くらい払ってもらって、マンツーマンで過ごせばいいと思う。 

※当たり前だけど、それをしたい訳じゃないからね。
もちろんお金の話をしたいわけでもないからね。
わ、わかるよね(不安か!笑)。


この人(歌い手)が何を伝えようとしてるのか、本当に考えてくれていれば、そんな行動には出ないし、

同じようにその歌い手を好きな人が想い想いにその時間を感じていることが目に入っていれば、

それを邪魔するようなことはしない、

それが愛情だと思ってます。


だから、

基本自由に撮っていいけど、

配慮の上で、ほどほどに撮って、あとはみんなで楽しもうよ、というのが僕の結論です。

で、いい顔してる写真を載せて宣伝してね♪というのが(笑)←都合いいこと言ってますが(笑)




あと、プロのカメラマンに対しても思うことがあります。

もちろん全員が全員じゃないけど、

たまにいるくらいだけど、


歌い手やお客さんの視界に入るようなフットワークで動いてんじゃねーよって(笑)

こっちの集中力がどうとかじゃねーし。

撮ってる自分に酔ってんじゃねーよと。
(あれ、最近どっかに書いてしまったフレーズだな笑)



僕が日本で一番大好きなライブカメラマンの友だちがいつだかに言ってた言葉が本当に大好きで。

(僕がそれほどに好きな写真を撮るカメラマンなのに)
「アコースティックライブの現場に、カメラマンなんて必要ないと思うんですよね、邪魔になるだけだし。」


だから、彼は音とみんなの目線を最優先していつも動いてる。

歌ってるのを撮ってもらってて、彼がいることに気づかないことが殆どなんです。


愛とかプライドとか

履き違えちゃいけないなって感じさせてもらいます。



なんかこうゆうの書くと、僕のライブで写真撮りずらくなるよね(笑)

全然撮っていいんですからね。

僕らの職業は、

撮られるうちが華です。

映えるうちが華です。



できるだけ撮って欲しいし、あなたのもってるツール(SNS)で「こんな人いるよー!」って書いてくれることが、強い味方になります。

ただ、個人的には、

・フラッシュNG
・バラード中はNG
・いろんなアングル撮りたいからって行ったり来たりしながらウロチョロされるのはNG

だけ守ってもらえたら嬉しいです。


それ以外なら、撮っていただいて大丈夫だし、どんどんUPして欲しいです。

フルコーラスの動画に関しては一旦確認して欲しいけどね(笑)



とてもデリケートな話で、気にしすぎる人もいるかもしれないけど、

どうしていいか分からないときは遠慮なく聞いてください。


聞いてくれたってことが「考えてくれてる」ってことだから、僕は愛情いっぱいで笑顔で真剣に答えますので^^


ではまたっ。