「そうなる成り行きに、

あなた自身の責任はなかったの?」




私の問いに、彼は即座に否定する。

自分は救済者であり、被害者であったと。



絶望したのは、その否定の速さだ。



彼は、

自分が犯した過ちを理解すらしていない。



理解していない人間は、

200%同じことを繰り返す。



現に今、

彼はあの時と寸分違わぬ「沈黙」を決め込んでいる。



一度あることは、二度あるのではない。



彼という人間が変わらない限り、

この地獄は終わりのないループなのだ。