今年の3月末までの2年間は釧路で生活をしていたんですが、その間の後半は週末のほとんどを港まちベース946BANYAで過ごしていました。946BANYAは、釧路のランドマークである釧路フィッシャーマンズワーフMOOの2階にある共創スペースで、各種イベントの開催やコ・ワーキングスペースの機能を持った多目的交流拠点です。私が釧路に行った年の秋にプレオープンしてその存在を知ったんですが、当時まだ公務員だった私のような人間が利用していいものかどうか迷ってしまい、しばらくの間なかなか足を踏み入れる勇気が出ませんでした。そんな時期を送っているうちに、946BANYAの運営スタッフの一人であるAmさんと釧路ゆるゆる読書会で出会い、946BANYAで開催していたAmさん主宰の哲学カフェに参加したことがきっかけで、946BANYAに足繁く通うようになりました。
946BANYAは、釧路出身の著名な建築家である毛綱毅曠(もづなきこう)によってデザインされたフィッシャーマンズワーフMOOの一部だけに、元飲食店だったスペースを再生した内装が気品にあふれた趣のある雰囲気に包まれていながら、とても親しみやすく過ごしやすい空間になっています。私が946BANYAを利用し始めたころは、まだその方向性が模索されていた時期であったと思いますが、今では地元出身の方が中心となって、私のような転勤族や学生も集まり始め、大小さまざまなイベントが開催されてたくさんの人に楽しまれています。いろいろな人たちの交流の拠点として活用できる946BANYAが釧路にあるというだけで、これから釧路を訪れるのが楽しみになってきます。
7月には、CLS(コミュニティ・リーダーズ・サミット)道東2024海霧(ジリ)編が946BANYAで開催されることが決まっており、未来への展望を持った人たちが釧路に集結して交流を深めます。夏を快適に過ごせる道東を訪れてCLSに参加していただくことで、2倍の楽しみが得られるものと確信してますので、興味がある方はぜひ参加してみてください。