こんな本買いました その64。

さらに続きです。夜になって奥さんと買い物に出かけたついでにブックオフ札幌光星店に寄りましたが、ここでは読みたいなあと思う本が見つからなかったので、さらに移動してブックオフ札幌菊水元町店まで行き、ここで文庫本を３冊買いました。しかも半額セールということもあって、店頭の定価本を選んでみました。

１冊目は
　高橋義夫　著　「五稜郭の兄弟」（新人物文庫）
です。
戊辰戦争の最後の舞台である箱館（函館）で運命の再会を果たした古屋佐久左衛門と高松凌雲の兄弟描いた作品です。兄弟それぞれが旧幕軍側として別々の道を歩み、最後に再会を果たしたのはまさに数奇と言えるでしょう。二人を主人公に添えた作品は読んだことがなかったので買ってみました。読んでみるのが楽しみな作品です。
五稜郭の兄弟 (新人物文庫)/高橋 義夫


２冊目は
　野村敏雄　著　「伊庭八郎」（ＰＨＰ文庫）
です。
伊庭八郎も西軍に徹底抗戦した旧幕軍の勇士の一人です。戊辰戦争の口火を切った鳥羽・伏見の戦いから始まって各地を転戦し、箱根の戦いで左手を失いながらも右手１本で戦う勇姿は西軍を恐れさせました。彼のようなおのれの信念に従って生き抜いた勇者が日本にいたことをもっと知らなければならないと思います。
伊庭八郎(PHP文庫)/野村 敏雄


３冊目は
　白石一文　著　「心に龍をちりばめて」（新潮文庫）
です。
私が大好きな作家の一人です。男の女の間の微妙な心のずれを描くのがとても上手な作家だと思います。大人の恋愛というものを味わってみたい方は、ぜひ一読をお勧めします。
心に龍をちりばめて (新潮文庫)/白石 一文